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子育てを考える:大人と子どもの時間の感覚の違い

今年の子ども会の開始は正式には今度の日曜日ですが、

すでにそんな事はお構いなく子ども達がたくさん花園教会には、やってきます。


子ども達に話を聞いてみると、

「暇で暇で、、」

とか

「家にいてもやる事がなく時間が長い」

とか

「早くみんなとあそびたい!」

などの意見が聞かれます。

大人の私にとっては時間がいくらあっても足りない、、、と思う日々なのですが(苦笑

ともあれ、ここ10年多くの子ども達と出会ってきましたが最近、顕著に感じる事は

大人と子どもの時間の感覚が全然違うという事です。

子どもにとって【一週間】というのは永遠のように感じます。

確かに、私も子ども時代、学校生活が永遠のように感じたのを覚えています。

しかし、大人になってからはあまり感じなくなってきました。

実は、確かに大人と子どもでは時間の経過は違いがあります。

それは脳に違いがあるからです。

私たちの脳は12〜13歳で約9割を形成されるといいます。

私たちは外部から刺激を受けると脳にある脳細胞がそれに反応し、次の脳細胞にそれを伝達しようとします。

そこの接続を担うのが「シナプス」です。

写真:理化学研究所


もしこの刺激が初めてであればシナプスが形成されていきます。

初めてであればその形成にも時間がかかるのは当たり前。

では大人の脳はどうでしょう。

大人はすでにシナプスが出来上がっているので、スムーズに接続できます。

これがいわゆる「経験」と言われています。

ですから、子どもは形成している段階なのですから、

●間違えるのは当たり前

●忘れてしまうの当たり前

なのです。

ある人は「子どもはバカだ」といった人がいますが、それは大きな間違いです。

つまり、子どもの脳の中では、形成されていないものを形成するという神の創造の業(ゼロから1という強大なエネルギー)が表れている証拠なのです。

そしてその形成にも個人差があると思います。

ですから、大人の私たちにとって重要なのは、子どもに頭ごなしに怒ったり叱るのではなく、

私達自身も経験したであろう「間違える」・「忘れてしまう」がどれだけ大変かという事を、

自分のエピソードとして子ども達に繰り返し話してあげると、子ども達にとって理解が深ります。


子ども会で最初はホントに手を焼く子どもも多数いましたが、自分の経験・そして「なぜそうなのか?」という事を繰り返し伝えていったときに、子ども達も段々と変わっていきました。

※しかし、だからと言って早期教育が必要だ!という事で子どもにどんどん押し込めると子どもも容量オーバーで「オーバーヒート」して、逆に脳を傷つけてしまうといわれています。

大切なのは時間が掛かったとしても大人も子どもも一緒にあって向き合う事だと思うのです。


こんな事を書いている私自身も2児を抱えており、理想ばかりではなく、大いに悩むこともあります。

しかしいつも思いだす祈りがあります。

それはフランチェスコの祈りのこの一節

『理解されるよりも理解する事を求めますように』


確かに現実は厳しいけれども、【心がける】事で状況は変わってくると信じています。




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