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京都・花園キリスト教会

こども支援・SDGs・花園教会水族館のあるキリスト教会

「支援活動【被災地・国際協力】」記事一覧

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考えてみよう! 寄付のこと パート3 

5月に花園教会Twitterを鍵垢にしてフォロワーさん限定企画として海外の事をツイートを掲載!

なんだか恒例になりつつありますが、ここで質問です。

第三国(発展途上国)で災害が起きました。

さあ、あなたはどこかに寄付したいと思いました。

あなたならどこに寄付しますか?


アンケート結果は



ここでの大前提として第三国への寄付という点です。

先進国であればあまり考えられない事が第三国での支援活動では起こります。

ですのでそれぞれの寄付に対してメリット・デメリットがあります。

それを説明していきます。
 
 
①<国際機関に寄付する>
信頼がある。会計報告もでる。税金もかからない。大量の物資供給。
ただ国の機関を利用するので被災地が国との関係が悪いと物資が効果的に届かなかったり、国に全面に頼るので初動が遅れる可能性があり命を守れない事も。住民票がない家族・子どもへの配給ができない事も
 
 
②<大使館に直接寄付する>
実はこれが一番グレーゾーン。会計報告がでないし、どのように使われるかが不明。第三国では賄賂も横行しておりあまりお勧めしない。国が不安定な中での災害支援はその支援自体も不安定。
日本ではあまり考えられないがその国の状態を調べた上で大使館に寄付するか決めよう
 
 
③【NPOへ寄付する】
国が被災地と関係が悪くても独自のパイプで現地と信頼関係を持ち、初動が早く国が支援できない一番の貧困層を支援できる事も多い。
ただ国機関ではないので物資供給に税金がかかり、人件費もかかる。論理的なプロセスを踏まない団体もあるので事前にしっかりと吟味する必要もある。
 
 
④【街頭募金での寄付】
阪神震災後、善意を踏みにじる偽団体が多発したので信頼は失墜している。
ただ学生のマンパワーで今できる事を!という社会貢献の根を作る土壌でもある。信頼ある団体が街頭募金している場合は募金可。
逆に参加者自体がどのように寄付が使われるかを積極的に知る必要がある。
 
 
いかがでしたか?

寄付するときのひとつの参考になればと幸い。

世界で一番災害が多いのはアジア。

しかもそのほとんどが発展途上国。
 
日本では考えられない事がホントに起こります。命の重さも軽いです。
 
そんな災害支援だからこそ是非、関心を持っていただき効果的な寄付をしてくだされば幸いです!




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考えてみよう! 水のこと パート2 

5月に花園教会Twitterを鍵垢にしてフォロワーさん限定企画として海外の事をツイートを掲載!

日本はよく第三国に水支援(井戸掘り)しますが、
実は8割は長期的にみると失敗しています。

TVでよくやる井戸支援の感動秘話のその後等

なぜ失敗するのか?

実は一番大きな問題がありました。

その一番の問題とはなんでしょうか。

4択から選びなさい。

※全部正しいが一番重要な問題とはなんでしょう。

アンケート結果はこちら。




<正解は>
水支援の正解は
【手を洗う事の重要性を教えていない】
どんなに良い井戸を作ってもウンコした後手を洗わず食器や井戸に触れると汚染されます。
日本では当たり前の手を洗うという行為は実は当たり前ではないのです。
安全な水を飲むのは当然でも手を洗う事は当然ではない国が多い。これが失敗する理由。


これは東ティモールの農村地の教会のひとコマ。
電気・水のインフラが少ない場所にあるナザレン教会は公共施設の役割を果たしています。
必ず手を洗う事を教えているのです


この教育がしっかりコミュニティで確立した後、次に汚染された場所か・水脈はどうかの調査をします。また出来る限り、現地でメンテナンスできる器具を使う必要があります
公衆衛生の教育ってすっごく大切なんですね。
小学校で言われた「手を洗いなさい!」これは日本が誇っていい習慣なのです。

公衆衛生の教育って早くても5年はかかります。
ですのから目先の利益を第三国に与えるのではなく、日本が誇る公衆衛生の習慣を伝える事こそ重要なのです。
ですが、その事があまり知られていないので、すぐに結果が見えないので、助成金下りないという問題があるのが本当に難点なのです。



考えてみよう!フィリピン篇 パート①

<水族館ボランティア募集中>⇒応募はこちら

先日、フィリピンに国際支援会議のために行ってきました。


その際、Twitterを鍵垢にしてフォロワーさん限定企画として海外の事をツイートしたり

アンケートしたりしました。


その際のアンケートとフィリピン事情について少しずつですがブログにアップしていきますのでどうぞお付き合いください。

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<4月28日のツイートより>
さて明日から(というか今日)現地視察ですが、

フィリピンの国が掲げられる時、反転して掲げられる(つまり赤色が上)事があります。

何故でしょう?
※最近はググると答えが出ているようなので検索しないで是非考えてみてください


これが通常モード

しかし、これが反転するときがあるのです。


アンケート結果はこんな感じ。









<正解は>
フィリピン国旗が反転するのは【戦争】が起こった時です。フィリピンは多民族国家で、言語・文化も違います。それは南に行けばより顕著です。

その中で資源争奪をめぐり、宗教間の対立を煽る戦法で紛争が行われてきました。

NCMでもその戦法にどう立ち向かうのかがひとつの課題です。


過去にフィリピンの紛争について語った記事もあるのでどうぞご覧ください。
http://kyotohana.blog.shinobi.jp/Entry/219/


国際支援・海外ってどうなってるの? 一般向け報告会

先週、フィリピンに国際支援会議のために行ってきました。



アジアにおける支援の現状や課題を一週間話し合ってまいりました。

その報告を一般向けにわかりやすく解説する形で行います。

どうぞ国際協力・国際支援・海外に興味のある方はどうぞご参加ください。

入場無料です。




週末の日曜日(12日)午前11時半頃。(礼拝後行われます。礼拝参加もどなたでもOK)





台風21号災害の義援金窓口を開設してくださいました。

台風21号にて被害を受けた当教会ですが、

その全貌についてここでお話する時がなくて申し訳ございませんでした。

なかなか今回の件で、立て込んでおりなかなかその部分を更新する事が出来ませんでした。

幸運にも、客観的な形でキリスト教系メディア【クリスチャントゥデイ】が取材をしてくださり

記事になっておりますのでどうぞそちらをご覧ください。

http://www.christiantoday.co.jp/articles/24659/20171026/church-of-nazarene-typhoon.htm


そして被災地支援などでも活躍されたJNCM(ナザレン国際援助委員会)より担当理事:江上牧師がこの状況を視察してくださり、

JNCMの方で緊急に義援金口座を開設してくださいました。

本当に心から感謝いたします。

ゆうちょ
加入者名:日本ナザレン教団
口座番号:00120-8-124334 「JNCM/台風被害」


当方の事で、大変恐縮しておりますがこの事で、

子どもの居場所支援などにもすでに影響しており、何卒皆様のお力添えをお願いできれば幸いです。

何卒よろしくお願い申し上げます。

花園教会主任牧師 篠澤俊一郎


多様性の定義ってなに?-生き物から考えてみる-

現在、京都大学大学院にて色々と勉強させていただいていますが、

その中で『多様性』が話題になりました。


最近は、よく『多様性』という言葉が使われるようになりましたが、この『多様性』の定義とは何なのか?というのが今の私の疑問です。


私も礼拝のメッセージでもこの『多様性』という言葉を使う事があるのですが、色々と考えさせられます。

私たちがわかりやすくイメージできるのは『生き物の多様性』かもしれません。

私たちがイメージする『生き物の多様性』は、

【人間が介さないまだ手付かずの自然があり、そしてそこの環境に応じて進化してきた固有種がたくさんいる】

ではないでしょうか。

ですから、そんな環境に応じていない生き物が人間の手によって、どこからか連れてこられて環境を荒らす存在を外来生物と呼称して、そして

「そんな外来生物を根絶する事こそ善」

であるようなイメージが私たちの中にはあるように思います。


うちの教会水族館には、特定外来の『カミツキガメ』や『ナイルパーチ』がおり、外来種の『ソウギョ』、『ガ-』

この顔が悪者確定させている!?

なども水族展示していますがまさに彼らは環境を荒らす【悪役】になるわけです。


ただ、そんな私たちの持つイメージの「多様性」ですが、実は人間が介する多様性も私たちの身近には多く存在します。

その例が、朝顔です。朝顔はひとの介入によって多様性が保たれているいい例です。

朝顔は人間の意向によって多くの品種(100種以上)が作られ多様性が育まれています。

朝顔は日本人に愛されている花です。


そう考える時に、固有でないものは排除という考えに少し疑問も感じます。

少し前にメディアで、池の生態系が外来種に犯されているので排除するという番組が人気となりました。

よく考えると、この池も自然とできたものではなく、歴史的にみれば古くて2百年単位の新しいもの。

それを固有とみるのは、学術的にはナンセンスだと思いますし、強引にも感じますし、

その何百年かの中で外来種であってもそこで多様性が生まれているのは確かな事で、


そこに私たちの「多様性とはこうであるべき!」というイメージによって池の構造を考える事は浅はかにも感じます。

この番組でとっても問題だと思ったのは、

池の底をコンクリートで固めて水を澄んだものにしてしていましたが結果的に、番組で固有種といわれるナマズの繁殖に適さない環境になってしまった事です。



まだ私も多様性の意味を理解できていないですが、少なからず、

【無批判に多様性を受け入れる事の危険性】

【なんの研究もなしに多様性を批判する事の問題点】

を感じた次第です。

これは人間自身の多様化にも言える事なのかもしれません。

私は宗教者なので宗教的にもしっかりと考え・研究する必要があるように思いました。



これからもこの疑問を持ちながら、研究していきたいと思っています。


今回のぐだぐだした話にお付き合いいただきありがとうございました。

アフリカ研究:農村開発で思うこと 淡水魚との意外な接点も!

現在、キリスト教的な観点(西欧的なキリスト教的な観点ではなく)から日本のマイノリティのキリスト教からみたアフリカを見たいということで京都大学大学院にてアフリカ研究を行っているが、

ここではアフリカの農業についても勉強している。


面白いことに、アフリカの農業を勉強しているけれども、淡水魚との関わり・生態なども関連されており、とても興味深い。

なので、アフリカのキリスト教研究をしつつも、生態も研究できており私としては一石二鳥なのだ。

以前、農村開発で思う事についてレポートを提出したのでこちらで公開する事にする。

まだまだ机上なので、どれだけ実践に近づけていくかが今後の研究課題だ。

生業生態論のレポートより

【アフリカ農村開発で思う】

http://blog.cnobi.jp/v1/blog/user/0a93200ca687e121c1f42a5316e1beb9/1464329256







花園教会ってどんなとこ?

主日礼拝:毎週日曜日
10:30~12:00




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礼拝メッセージ集はこちら

絶望のあるところには希望を

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