こども支援・SDGs・花園教会水族館のあるキリスト教会
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京都大学YMCA地塩寮にて第57回目の聖書研究会が行われました。
今回のお題は、『この夏休みの想い出』でした。
今回は上級生が多かったこともあり、
・就活が終わり、内定をもらった!
・自分で企画したゲームを行った!
・院試をクリアして研究室に配属された!
・北海道旅行に原付で行った!
・ツーリングに九州に行った!
・ホラーゲームをなんとかクリアした!
などの想い出が語られました。
さすがに話も上手くて笑いが止まらない想い出話でしたね。
さて、聖書の箇所は【ローマ13章1〜7節】
ここから、『権威とはなに?』、『身近な権威を感じた事は?』
などから色々と意見が飛び交いました。
法律・社会的な規範に従う社会的な強制力という前提から、反対しずらい雰囲気という話となり、寮の上下関係の話などに発展!
上級生の下級生に対する思いやりも垣間見える会話でした。
また辞書で調べると
・『権威』とは、、自発的に服従を促すもの
・『権威主義』とは、、権威に服従するという個人や社会組織の姿勢・思想というところから政治的に全体主義的にも取られる
という事で、警察に対する姿勢の珍エピソードなども紹介されました。
また権威に対して、従順でいいのだろうか?という疑問から、
・実験の世界では、よく教授が『疑え!』と言っているが、実験自体はテキスト通りに肯定的に行うので迷う。
・言葉に支配されている事から脱却しようと考えても、言葉を廃することができない
・この世界は、立場で決まっているのではないか?
・権威という檻の中で暮らしていて、そこにいる事を快適に感じている。
今回も様々な意見が出てきました。
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<牧師>
このローマ13章の周りではキリスト者としての生活の規範について語られているが、ここを強調すれば、キリスト者の自分とそうでない人を分け隔ててしまう恐れがあり、
それは宗教的な熱狂を生んだり、思い上がり・傲慢を生むので、パウロはキリスト者は冷静な対応が求められるという事から、権威について話しているのではないか?
また実際に宗教的熱狂から、ドイツのヒトラーを指示した教会、
9・11以降のブッシュ政権を支持した熱狂的なアメリカの一部の教会などを例に出し、戦争へと繋がっていった側面については話をしました。
ここでの大前提は『正しい者はひとりもいない』というところからパウロは出発しており、正しいのはイエス・キリストであり、イエス・キリストの愛によって主の平和が与えられていく、
だからこの権威のすぐ後には、隣人愛がきているのではないか?
と伝えました。
憎しみや悲しみなどは、道徳や権威では解決できず、主イエスの愛によって神と人が和解したように、人と人の間にも愛によって和解があたえられているのではないか?
以上のような話から意見交換している間に時間が来ました。
今回は下級生の参加が少なくて残念なところもありましたが、その分上級生の話がさすがにうまく、とても笑った楽しい聖書研究会となりました。
また次回が楽しみです。
この10月から学生たちも授業が始めっていきます。学生たちの後期も祝されますように!
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