今日は、夏のスクーリングの2日目です。
本日のテーマは、「いつ」・「どのように」・「どの教科」を勉強するか?です。
宿題をパッと終わらせることは簡単です。
しかし、計画を立て、順序立てて宿題を行っていくと自分のどんなところが苦手で、どんなところが得意なのかがわかってきます。
まず、カレンダーにどの教科を勉強するか書き込みます。
そしてそれがちゃんとできれば、色を塗っていく。
このアイディアは協力者の方のアイディアで、なるほど!と思わされました。
ちなみに、今の公立小学校の実情は、
脱ゆとりという事で、膨大な宿題量と夏休みは実質3週間です。
しかし、教師の仕事は格段に増えていますから、どこかでそれを消化しなければなりません。
どこで消化しているかというと、
『夏の宿題の答えは親が採点する』というものです。
これ!子どもに熱心な親やある程度、時間の取れる親御さんがいればこれは可能ですが、共働き・母子家庭などでカバーできると思いますか?
答えは「NO」です。
確かに採点はしてくれます。
しかし、採点が大事なのではありません。
「なぜ間違ったのか?」
「どうしたら、このような間違えを減らせるのか?」
という、次のステップにつなげる学びが一番抜けてしまうのです。
ですから間違った答えに対して改善策はとられません。
夏の宿題を先生が個人的に見る事はありません。というか時間的にできません。
これでは学力の低下は防げないのではないでしょうか?
またこの一週間、学校で一時間ほど、自習の時間があります。
1年生でもあります。
わからない問題については先生のところまで聞きに行くというのがこの自習のシステムです。
しかし、実は子どもにとって自習が一番難しい。
たとえば、野球という言葉を知っていても、
投げ方を誰かにちゃんと教えてもらわないとボールをしっかり投げれないですよね?
それと同じで、自習についてもちゃんと、
「どこをどう勉強して、何がわからなかったら聞きに来て」
という事を教えてもらわないと絶対にわかりません。
うちの娘の場合、恥ずかしがり屋で先生のところまで質問しに行く事ができません。
そういう子は、言葉を悪く言うと「泣き寝入り」です。
一年生で自習ができるはずもないのでは?と思ってしまうのですが、、、
教育現場は脱ゆとりという事もあって、相当混乱しているようです。
今回、私もこのスクーリングに参加させてもらい、子どもの学びの置かれている深刻な状況に初めて触れました。
今日は2名の参加でしたが、よき学びのときが与えられたと思います。
「まだまだ手探りの状態ですね」
と、協力してくださっている方。
けれども、このような状況がある事がわかっただけでも確かな一歩だと感じます。
とても貴重な2日目でした。
感謝!!
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http://kyotohana.blog.shinobi.jp/Entry/927/夏スクーリング(宿題勉強会)第2日目 ―私たちが思っている以上に教育現場は深刻!
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