忍者ブログ

京都・花園キリスト教会

こども支援・SDGs・花園教会水族館のあるキリスト教会

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

ディズニー・イースターに関するオリエンタルランドからの回答文

ディズニーを運営しているオリエンタルランドに「ディズニー・イースター」について公開質問状を出させていただきました。
その回答として先日、

オリエンタルランドより「ディズニー・イースター」のイベントの企画・立案をされておられるプロデューサークラスの関係者の方々がお見えになり、約1時間半ほど、


・公開質問状をださせていただいた経緯、


・また教会としての考え、

・オリエンタルランドとしてのこれらに関する見解など、


双方の見解を明らかにしたうえで、これらの事柄に宗教と企業がどのように歩み寄れるのかを様々な視点より、共にお話しさせていただきました。

終始、共に勉強させていただく機会となりとても感謝な事でありました。

私たちキリスト者(クリスチャン)は日本においてマイノリティ(少数)である事を自覚しています。

多くの方々にとってはこの事をご理解いただくのは難しいことかもしれません。

確かに世界を見れば宗教人口のトップはキリスト教です。

ただこの日本においては1%もおらず現在は0.8%弱と言われています。


ですから日本のキリスト教は所謂、キリスト教圏の教会とは違う独自の伝道・文化形成をしてきている部分も多くあるため、


外国のキリスト教の文化・伝道などをそのまま日本にすぽっと当てはめることはできないのが現状の日本のキリスト教会としてあります。
ですからそのような少数の声を公開質問状という形で送らせていただきましたが、



小さき声ですからグローバル企業である東京ディズニーリゾート(以下、TDRとします)が小さき声を声として認識してくださり


東京から遠路はるばる京都のこの花園教会に来会したくださった事自体、


とても感謝な事だと思っておりますし、


まずそのことに対してこの場をお借りしましてお礼申し上げます。


このブログにおいて公開質問状に対する回答を公開させていただくにあたり、




このブログを読まれる方に


まず下記の事柄を読んでいただいてから回答に目を通していただきますよう宜しくお願いいたします。(長くなってしまいますが何卒ご了承ください。)
といいますのは、

この回答について私自身、多くの方々が

Twitter、2ch、他のブログへの転記


などを通して大変気になっておられることを把握しております。


ですからそのような中にあって一番恐れることは言葉が人知れず、独り歩きしてしまうことです。

ご協力のほど、宜しくお願いいたします。
【ー読んでくださいー】

※まず初めに、今回の会談を通して、共に親身になって話し合いが行われました事をここにお伝えいたします。



<<まず知っていただきたい事、会談の中でも話した内容の一部分>>
●イースター(復活日)という日

歴史書において、イエスという人物が生まれて、メシアと称されたイエスが十字架に掛けられて死んだという事は歴史上確認できます。(クリスマスとはここが大きな相違)



しかし、人が死んで3日後に復活するという事は常識から考えれば証明できないことです。


その証明できない出来事を記念したのがイースターです。


そのような中で復活を信じる事は信仰心に大きくかかわります



また、日本人の9割9分の方がキリスト教を知らない中でその事を信じる事は、大きなかけになるし、決断を自ずと迫られることになります。

キリスト者の中には、死の淵から、様々ないたたまれない苦しみ・悲しみ・色んな出来事によってキリスト教の神と出会い、復活を信じ・静かにその信仰を守られてこられた方々がおられます。


また末期のがんに侵されながら、キリストの復活を信仰し、最後の最後まで諦めずに生きようとした方を私は牧師として何人も看取ってきました。



そのような中で、一方でひとつのビジネスとして、

宣伝力・影響力の大きいTDR
が「イースター」=「春の祝祭」と発信し、


多くの人がそのように認識してしまうとどうなるでしょうか。



苦しんでこられ、信仰に寄り添われている方は本当に声が出せません。


その声なき声をTDRには知ってほしい。と伝えました。




●国際感覚を子どもたちに持ってほしい。

私は仕事柄、様々な境遇の子どもたちを見てきました。(北半球・南半球どちらにも住んでいました)

内戦の中、両親を亡くした子ども。家族のために自分を犠牲にして働く子ども。日本においても障害を持つ子ども、親が共働きで自然と触れ合うことができない子ども。


私はどんな境遇になったとしても等しく正しく教育を受け、情報を知り、世界へと羽ばたく権利が子どもたちにはあると考えています。



その意味からも「イースター」=「春の祝祭」という事柄が本当に子どもたちにとって正しい情報なのだろうかと思わされます。
東京でオリンピックが開催されることになり、国際感覚が問われるときにもなります。


日本は宗教とは無縁のようにみえても世界では宗教を持つことが当たり前であり、明日を担う子どもにギャップを与えてよいのでしょうか。


考えていただきたい事柄です。
---------------------------

是非ともこのブログを読んだ方々にも考えるひとつのきっかけになっていただけば幸いです。


私は今回の件をもちまして、一連のイースターに関する質問状は終わりにしようと思っています。

また私は信頼をもってあとは、東京ディズニーリゾートにお任せしたいと思います。


良き出会いが与えられたことに心から感謝いたします。

最後までご一読いただきありがとうございました。

以下、株式会社オリエンタルランドからの回答文です。
------------------------------------------------



※回答書の写真データの転載は固くお断りいたします。


PR

COMMENT

Name
Title
Mail
URL
Color
Emoji Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
Comment
Pass   コメント編集用パスワード
 管理人のみ閲覧

無題

最近TDRのCMを見てふと疑問に思っていた所、こういう対話をしている事を知り凄く勉強になりました。
きっかけは通っていた幼稚園がキリストだったので、歳をとり、「イースターの卵はそもそも何故卵なのだろうか?」という興味から調べ、CMを見た時に「TDRはキリストを信仰している?」という疑問に発展しました。
花園協会さんのお陰で私の疑問が即座に解決でき、とても有難いと思いコメントしました。
ありがとうございました。



花園教会ってどんなとこ?

主日礼拝:毎週日曜日
10:30~12:00




02 2024/03 04
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31

礼拝メッセージ集はこちら

絶望のあるところには希望を

Copyright ©  -- 京都・花園キリスト教会 --  All Rights Reserved
Designed by CriCri / Powered by [PR]
/ 忍者ブログ