私の大学時代、「日本は戦争をしてもいいんじゃないか?」
そんな事が議論されていたときだった。
私は議論自体は勿論いいと思うのだが、
第二次大戦の事も、戦争の悲劇をおじいさんやおばあさんから聞いたり、
自分で他の国で見たり、聞いたり、体験したことをほとんどしていない中での、
この議論は危険極まりないと思う。
私も第二次大戦のことは、中国人や韓国人と一緒に住む事によって、
自分で戦争史を勉強したし、
広島に行き、原爆投下の当時の様子を被爆者の方から聞いたり、
ミンダナオ島での内戦の状態を体験したことによって平和の重みを初めて知った。
よくこういう言葉を耳にする、、、
「戦争を経験した人は戦争に反対し、戦争を経験したことのない人は戦争をしたがる」
と。
平和の重みを知っているか知らないかでは議論の深みがまったく違う。
さて、、、、そんな事を思う今日この頃ですが、今日の午前中、釜ヶ崎の「こどもの里」で平和学習をするとの事で、行ってまいりました。
こども達は真剣な眼差しで映像を見ていました。
雇用と右傾化、、、戦争は密な関係があります。
あるフリーターの方が「希望は戦争」という論文を出された事がありますが、まさにこの釜ヶ崎は、雇用や格差の縮図。
そのような場所での平和学習はとても重要だと思いますし、私も教会で平和学習をしたいと思っているのですが、
その参考にさせてもらおうとこの平和学習に参加&お話を聞いてきました。
なかなか、よいときとなりました。
一番印象的なのは、その平和学習のあとのこどもの感想に、
「原子爆弾は、この世界に必要ないと思う」(小学校・低学年の女の子)
とあった事です。
みんなまじめに感想文を書いていました!
私達がちゃんと平和について後世に伝えていけば、こども達は賢いのでそれを引き継いでくれるものです。
「今の若者は!!」 で片付ける大人こそ、その伝える責任を負っていないと私は思います。
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http://kyotohana.blog.shinobi.jp/Entry/322/釜ヶ崎-こどもの里『平和学習』
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