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京都・花園キリスト教会

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きみは愛されるために生まれた

花園ジョイフル子ども会ではキャンプの真っ最中。

今回、急きょキャンプにも歌う歌を追加しました。

それは「きみは愛されるために生まれた」という一般的にも知られているゴスペルソング。


実は筆者はこの曲が大っ嫌いでした。


なぜかということ、2000年にキリスト教界でブームになった曲でどこに行ってもこの曲ばかりでした。

そして一番の出来事は、あるキャンプの中でキャンプで初めて知った他人からこの曲で親しげに近寄られたこと。

けれどもだからと言って曲を歌った後は特に親身になってくれるわけでもない。

「なにこの表面的な歌は??」と思わされたのです。

確かに歌詞はいいけれども、それを歌う人たちの表面的なうたい、そしてモチベーションにうんざりしてしまいました。

ですから教会でもあまり歌ってきませんでした。

ではなぜ?今回追加したのか?

それは、子ども会のキャンプの直前に教会員ではない子ども会の会員の方がこの曲を知っている事実と、子どもたちにこの曲を伝えたいという想いを聞かせていただいたからです。

今は卒業シーズン。

『今いる場所から巣立っていく子どもたちに「何のために自分は生きてきたのか?そして生きていくのか?」

という疑問が出てきたときに、この歌を思い出してほしい。』と。


このことを聞いた時に、私自身「はっ」とさせられました。


私には、この曲の神髄である、子どもに届けたいという想いが欠落していることに気が付きました。

教会で歌われてきた曲、自分もよく知っている曲であるにも拘らず、伝えようとしませんでした。・・・自分の経験してきた事が弊害となって。

まさに【灯台下暗し】


そういう経緯の中でこの曲を追加したのですがその中でのキャンプ。

子ども会にも様々な境遇・家庭環境の子どもが集います。


ある子どもが、みんなで食事を食べている中、突然姿が見えなくなりました。

日頃はやんちゃしてばかりの子どもです。

探してみるとひとりポツンと別室にいました。

事情を聴いてみると、「食事をすると、親を思い出してしまう」

その子は不慮の事故で片親を亡くしました。


楽しい雰囲気の中で、ふと家族で囲んだ団らんの食事を思い出してしまうのでしょう。

そんな淋しさからひとりになっていたようです。


私はこれまで、事故で親を亡くした子ども、離婚で親が出て行ってしまった子ども、共働きでほとんど親が家にいない子ども、親が病気で親と遊べない子、震災で親をなくした子どもなど、様々な傷を負っている子どもたちに出会ってきました。

そんな子どもたちに理屈で話したり、牧師として「聖書にはこう書いてある!」と話しても、子どもたちには何にも伝わりません。

ですから遊びを通して、またキャンプでは寝食を共にし喜びも悲しみも苦しみも共有することを通して生きる事の喜びを知ってほしいと願ってきました。

そんな中でこの曲の神髄を知った。

この曲の意味が子どもたちに伝わりますように。願いつつ。

ちょっと感傷的になってこのブログを書いている中、子どもたちのうるさい声が響いている。現在午前4時。

さてさて、いっちょ「こら~!!」と叱りに行ってきます!




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