イースターについてどう考えておられるのかキューピー株式会社に対して公開質問状を送りました。
以下が、公開質問状の内容です。
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キユーピー株式会社
代表取締役社長 三宅 峰三郎様
宗教法人日本ナザレン教団 花園キリスト教会
代表役員 篠澤 俊一郎
公 開 質 問 状
主の御名を賛美いたします。
このように突然の質問をさせて頂く事をお許しください。
この度、公開質問状という形で貴社に質問させていただきと思いますのは、貴社が進めておられます「春を祝おう!イースター」のプロジェクトについてです。
京都にあるいくつかのスーパーの店頭などで「春を祝おう!イースター」と名を打って、広告商品が出されたり、MENU BOOKが配布されていたりしております。
その中で、「イースターとは・・?」という項目の中で、このような記述がありました。
以下、転載いたします。
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イースターとは、春の女神「Eostre(エオストレ)」にちなんで名づけられた、春の訪れを喜び合う祝祭です。イースターのシンブルは「たまご」と「うさぎ」です。
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イースター(Easter)という英語表記について確かにゲルマンの春の女神<Austro>に由来するとする学説がありますが、しかしこれは確実ではないというのがキリスト教界での考え方です。
また「Eostre」についても学術的にもまだよくわかっていない部分が多々ある女神であり、春の女神だけではなく「夜明け」・「新しい人生の始まり」を象徴する意味もあると言われています。
その「夜明け」・「新しい人生の始まり」という部分においてキリストの復活が古代キリスト教世界にあって融合していったと言われており、その意味でもイースターとキリスト教復活祭が密接している事は周知の事実です。
またイースターは「春分の日の後の最初の満月の次の日曜日」に行われますが、これはキリスト教のニカイア公会議以後に定められたキリスト教の教会暦における最古の主日です。
以上の事からイースターはキリスト教の復活祭と切っても切れない関係にあり、またイースターが1700年以上も前からキリスト教会で祝われている祝日であるにも拘らず、復活祭とは完全に切り離しまた、キリスト教の歴史性を完全に無視する形で、語源が春の女神「Eostre(エオストレ)」から来ているかもしれないという不確かな理由だけでイースターの意味を貴社のように店頭などで大々的に上記されてしまいますと、キリスト教と関わりのない方は日本人人口の約9割を占めており、そのような方々に大変な誤解を与えかねないと大変危惧いたします。
適切な情報を顧客に提供し、顧客に商品を選別していただき購入していただく事こそ真のサービスではないでしょうか。
現状ではイースターの記述について適切に情報が顧客に提供されているとは思えません。
また、英語圏ではイースター=復活祭を意味しており、このイースターは南半球でも祝われています。
南半球はこの時期、冬に向かいます。
ですから貴社の説明する「春の訪れを喜び合う祝祭」という説明は国際的な観点から見ても全く当てはまらないものだと考えます。
そこで以下の質問を公開という形でさせていただき、貴社のお考えを回答いただきたいと思います
記
質問1.【イースターが春の女神「Eostre(エオストレ)」にちなんで名づけられた】という考え方をされたソース:出典、出所はどこでしょうか。
質問2.イースターについて、『イースターMenu BOOK』などの顧客用に配布される配布物や顧客の目にとまるところに復活祭の記述が全くないのはなぜでしょうか。
語源がゲルマンにあったとしても1700年以上もイースターという名でキリスト教界は使ってきました。他の宗教においても様々な文化を取り込み、融合してきました。起源は違っていても長い歴史の中で培われてきたものにはその歴史性があり、それは尊重されるべきだと考えます。
貴社は、そのキリスト教の歴史性についてどのように考えておられますでしょうか。
質問3. イースターは今年は終わりましたが、来年に来るイースターについては、何かしらの形でキリスト教の復活祭である記述を顧客に見えるような形で表示していただく意思は貴社にありますでしょうか。
回答期限 5月19日
回答の様式 文書による
回答送付先 宗教法人日本ナザレン教団花園キリスト教会 代表役員 篠澤 俊一郎
以上、よろしくお願いいたします。
貴社の益々の発展をお祈りしております。
主にありて
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http://kyotohana.blog.shinobi.jp/Entry/763/イースターについての公開質問状
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