避難所でなぜこれほどに支援(義援金についても同じです)が回らないのか、今回の避難所調査で大体2つのケースがある事がわかりました。
メーカーから多くの物資、多方面から義援金が募られている現状だが、実はそれが避難所に行き届かない事があるとよく耳にする。
その理由として、ボランティアの人数が足らないという原因が挙げられているが、実はそれだけではないようだ。
避難所に行き届かない理由は2つあるというのが被災地入りしてわかった。
ここでは一般論としてその理由を述べようと思う。
①大手メーカー等が提供⇒行政・赤十字(義援金)が受け入れ⇒人員が足りない、仕分けする人数がいない⇒避難所に行き渡らない
②大手メーカー等が提供⇒行政・赤十字(義援金)が受け入れ⇒人員が足りる
⇒避難所に打診
⇒避難所すべての人に行き渡らないと不公平というクレームが出るので公平性の観点から避難所全体が行き渡るように全体にアンケート
⇒避難所から依頼⇒行政など、公平性の観点から上限を設けているので全員には難しいと打診
⇒避難所での配布を断念。
「公平性」という言葉はいいが、それが2重の弊害になり、行き渡らない避難所も多いよう。
義援金についても分配されていないのはこのような問題があるように思われる。(全壊と半壊とでは金額が違うがその配分に悩むなど、、)
また支援しようとする側も、行政・大きいNGO・NPO、赤十字なら安心だという事で寄付・支援していると思うのですが、実はこのような小手先がうまいのは小さいNGO・NPO。
しかしそんな事実は支援しようとする会社・市民は知らないので、大手ばかりに支援品が届く。
実際、ナザレンは下着支援を避難所と直接やってるけど、大手メーカーに依頼しても知名度が低いため断られた。
歯がゆいな~。
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http://kyotohana.blog.shinobi.jp/Entry/483/なぜ避難所に物資が届かないのか?-公平性という名の弊害-
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