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京都・花園キリスト教会

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様々な課題

最近、このブログも見る方が増えたようで、各方面からメールをいただくようになりました。

感謝のことです。

メールでは励ましのメールもあり、とても勇気付けられます。

ただそれらのメールの一部には

「なぜ、海外の貧困を取り上げて、日本の貧困を見ようとしないのか?」

「海外の貧困を取り上げたパフォーマンスはやめろ」

などのご批判メールをいただく事がありますが、ここで私の見解を少々述べたいと思います。


少々誤解をうけているのでもう一度確認したいと思いますが、

私達の教会ではこのブログのトップの項目にもありますように国内外の問題に対して考え・啓蒙している教会です。

海外だけに目を向けているという誤解が生じてるのは一部の記事・一部の画像をご覧になっているのが原因にあると考えられます。

これはブログを細やかに見ていただければすぐ解決する問題だと思います。


また私は、先日も、大阪西成の釜ヶ崎の中心部に行き、そこで活動されている方(こどもの里)を訪問、どうこれから青年の方々に啓蒙していくのか、

私の活動にご理解をいただき、これから青年たちを「こどもの里」に訪問・ボランティアさせていただいたり、館長の荘保共子さんにお話をしていただける時間も依頼すれば作っていただけるとの事でした。

訪問記はこちら

http://kyotohana.blog.shinobi.jp/Entry/281/

http://kyotohana.blog.shinobi.jp/Entry/284/


啓蒙・社会へのアプローチしていくという活動と言うのは本当に地道な活動で、

すぐに結果が生まれない活動です。

ですから、理解されにくい活動でもあるのですが・・・、けれどもこれがとても重要だと私は信じています。


またうちの教団でも、牧師先生で、毎週・ホームレスの炊き出しに行っておられる方を知っています。(その方はHPを持っておられないので、あまり知られていないのが残念なのですが・・・)



私は日本においても貧困が広がっている事に大変危惧しているものの一人です。

けれども、だからといって他の国の状況を幅広く伝える必要はないというのは少し違うのではないかと私は思う。

日本にも貧困ビジネスが蔓延っていますが、

例えば、フィリピンでは先進国のゴミがこのような国に運ばれ処理されている。

また日本人が過去木を伐採してそのつけが回って毎年死者が出ているミンダナオ島など、

日本向けのバナナ農園で働く現地の人々が農薬散布で死んでいる現状-しかもこれを公にすれば口封じのために殺される現状

これら現実を日本人は知る必要・知る責任があるのではないでしょうか。


今回私宛への批判メールはひとつの主張ですし、それ自体はとても素晴らしく、表現の自由、言論の自由がこの国の憲法によって守られているのですから、日本は健全な社会なんだと私は思います。

ですが現地では主張すらも抑圧されている人たちがいる。

その人たちの言葉を代弁する事は必要だと思います。

「他の国を取り上げる必要はない!」というのはまさに自分は自分、他人は他人という区別をしてしまう差別意識の前兆を生むことになってしまうと思う。

差別意識が貧困を生み出している・これが元凶だと釜ヶ崎で活動されている荘保さんはそう語っておられました。

勿論、国内の問題も考えなくてはならないと私は思います。

プロフィールにもあるように、

私もそのような路上生活者の方の支援をずっと続けてきました。

また生活保護で苦しむ方やその家族・子ども達の相談なども受けてきました。

けれども実は国内も国外も問題は同じ

色んな視野を持つため、ともに助け合う方法として国外の問題を見て国内に蔓延る問題に気づく事だって実は大きいのです。


ですから幅広くいろんな角度から社会問題を伝える事は重要だと考えます。


また私が国内での活動をしていたときに

「海外に目を向けずに日本の貧困をまず見ろ!」

と言っている人が実は、言っているだけで何も行動していない現実もこれまで何度も何度も嫌と言うほど見てきました。


はっきりいって私はその状況に憤慨している一人です。


「口動かすなら、ちゃんと正面から貧困の問題とぶつかれよ。

体動かせよ!!」

私はそう言いたい。


また今の日本人には、自分の国を客観的に見れず、

「勝手に苦しんでいるやつらはどうでもいいじゃん」

と耳を疑うような事をはっきり言う人もおられます。

そして私は ちょくちょくそれを耳にするのです。

私は実は国外を見て初めて日本がどのような国かどうか客観化でき、日本における貧困にも目を向けられると考えています。


実際これまで青年たちを啓蒙してきてそうでした。


日本人の多くは「まず日本の貧困を考えろ!」といいます。

けれども、実際はもっと貧困が広がっている。

何の解決も生まれていないのが現状です。

バブルの時代。小泉政権下のいざなぎ景気の時は本当に最悪でした。

私達がどんなに貧困の問題・弱者の問題を訴えても、

「働かない奴が悪い。」

「能力がないのが悪い。」

「俺とあのようなクズと一緒にするな!」

と、ボロクソに言われまくりました。


今となっては、みんな不景気だから痛みを知ったようになっていますが、景気がよくなったらどうなんでしょうか?

本当に貧困の問題は解決するのでしょうか?

私はすごく疑問です。

私はそれにはやっぱり日本を客観的にみる力が欠けている部分があるんじゃないかと私は考えます。

そして国外の問題に目を向けたときに初めて、国内の問題も見えてきた。

そういう人もいるんです。実際に。


まさにこれは「急がば回れ」私はそう思うのです。


批判されている方が、国内で貧困をなくすためにどのような活動をされているかは私は知る由もありません。

けれども、もし批判される方がすでに国内の貧困のために尽力を尽くされているならば、その方の思うようなアプローチの仕方で存分に・大いに活動されていけばいいのだと私は思います。


「アプローチの仕方が違ってもいいんじゃないですか?」


逆に、みんな同じアプローチでは、人間十人十色というのですから、幅広く日本の貧困を解決する事はできないと思います。

アプローチには色々あっていい。私はそう思います。

また私は様々なネットワークがほしい。

日本には貧困を共に解決するためのネットワークが少なすぎる・これは課題です。


私は、ネットワーク作りをしようと5年前に会社を立ち上げ、HP事業やショッピングサイトを作りましたが、病に倒れ、会社は倒産・撤退しました。

そして病気が癒されたので、今こうして地道ではありますが、自分の足で歩いて自分にできるネットワーク作りに力を入れているのです。

どうぞ、ネットワーク作りにご協力よろしくお願いします。


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