昨日、サンシャイン水族館のメイン水槽の9割が死ぬという大変痛ましいニュースが入ってきました。
ニュースはこちら☛ http://www.hochi.co.jp/topics/20171109-OHT1T50247.html
これは実はほかの水族館でも対岸の火事ではない事は明白。
酸欠が直接の原因という事ではあるが、ただ状況としては
1.白点病を治すための薬を使っていた
2.薬を吸ってしまうろ過装置(多分:活性炭)を止めた
追記:プロテインスキマーを止めたとの報道、、、
この2点がとても重要だと思われます。
薬を吸ってしまう活性炭のフィルターを止めたという事はアンモニアが上昇します。
そしてこれを除去する目に見えないバクテリアも爆発的に増えるのです。
そうすると酸素を消費します。
そうすると酸素がいつも以上に必要なるのです。
ただ酸素の供給量はこれまでと同じだったと思われるので水に含まれる酸素濃度はかなり低下したことになります。
今回、シュリンプが全滅という情報もあるようですから、その可能性は大です。
シュリンプは酸欠に非常に弱いし、アンモニアにも特に弱いです。
また海水は淡水と違い、酸素を取り入れにくいのでろ過装置がその役割を果たしていたとみられます。
それが停止したのだから酸素濃度がより低くなったと予想されます。
そして今回、底辺にいた魚は生き延びたという事からもわかるように中間層の魚は底層の魚より酸素を必要とするので、中間層の魚は全滅だと思われます。
一番ここで大切なはバクテリアとひとくくりでいっても何千・何億のバクテリアが空気中や水中に存在します。
人間が発見したのはほんの一握りで、バクテリアはほぼどのような作用がされているのかわからないのが現実です。
そのような未知の中で飼育・展示する以上、何が起こるかわかりません。
そのことをぜひ多くの人たちに知ってもらえながら、水族館にいって生き物の展示自体が素晴らしい事に気付いてもらえたら幸いです。
うちの水族館には体長60㎝のスポテッドバラムンディが仲間入りしました。
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http://kyotohana.blog.shinobi.jp/Entry/1419/サンシャイン水族館の悲劇を考える一考察
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