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2024/11/26 (Tue)
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宍道湖のほとりにある水族館 ~出雲訪問その2~
今回、島根県出雲市を訪問させていただいた際、少し時間を作って
今から10年前にできたという
宍道湖のほとりにある水族館【ゴビウス】
に行きました。
勿論、私が住んでいるときにはなかった施設なので、
情報源は水族館ブロガーの方の水族館リスト
です。
Twitter上で色々とお世話になっている方【かめきちかめぞう】さんで
http://kame-aquarium.blogspot.jp/
に水族館リストが載っています。
http://kame-aquarium.blogspot.jp/p/blog-page.html
わたしも出張で時間が取れる際は、こちらを参考にしながら他の水族館を見て回っています。
私が水族館を回る目的は、
〇各水族館の展示方法や工夫
〇魚の混泳状況
〇その水族館の学芸員・博士号を取った方が執筆している企画展示の解説書の入手
〇一般の方向けワークショップや展示物の解説書(A4タイプ)の入手
以上の4点です。これらを参考にしながら花園教会水族館を向上させていきたいと考えています。
さて、今回の水族館は出雲市内から一畑電車にのって約30分のところにあります。
電車は一時間に一本しかなく、周りにコンビニ等はありませんので必ず出雲駅などで準備していきましょう!
私が水族館を回っていた時にある子どもが、
「ねえ、ここに電車で来る人いるのかな~?」
と、現地の子どもが質問していたくらいに辺境の地にあるのです。
どれくらいかというとこんな感じ、、、
駅は勿論、無人。
駅からみた水族館。。どこか?って写真の
おくーに見える建物
。
それ以外は一面田んぼです。
当日はあいにくの雨。折り畳み傘をもってホントによかった!
さてそんなこんなで水族館に到着。
入ってみると、
斐伊川の鮎がお迎え。
入場料大人500円を払って見学していくと、
すぐにガラス越しになんと
【ワニガメ】と【カミツキガメ】と【ミドリガメ】
がお出迎え。
ガラス越しでスマホ写真なので大変見づらいですが、ミドリガメは甲長40cmほど。
カミツキガメは見えませんでしたが、ミドリガメと混泳していてビックリしました。
うちじゃあ、ちょっと勇気が持てません。
ワニガメはおそらく甲長50㎝ほどじゃないかな。。。
ともあれ、この驚きの混泳展示を見た後は、
床の下に臨む鯉の群れ。地味にとっても綺麗でおしゃれ。
今までの床から望む水槽としては一番きれいだったんじゃないかな?
宍道湖・中海と繋がっており、淡水域と汽水域と海水域があります。
これ実は結構、面白い生態系を形成しています。
ですから展示も淡水域の魚~海水域の魚が展示されており、とても興味深い。
ちなみに宍道湖は日本で3番目に大きい湖です。
この特殊な環境だからこそ、
ミネラルをたっぷり含んだ宍道湖のシジミ
は美味しいし、体にいいんですよね。
少しこの事を頭に入れて展示を見ていくと面白さが深まります。
ちなみに私個人的にこの
イカの展示
がおススメ!
タコの展示は見た事あるけど、イカの展示はあまり見た事がありませんでした。
まさに多様性。。。
ウキゴリがめっちゃ大きかった!
宍道湖にも
ブルーギルやブラックバス
がいるんですね~。ただ汽水域もあるから琵琶湖の様に全体に広がる事はないんでしょう。
この水槽展示も面白かった。この2層式は考えられていますね。
右の水槽写真は真ん中が、カメ水槽。珍しい。
そして上の水槽は
天然記念物なんですね。金魚にも天然記念物がいた
とは驚きです。
このカエルの展示も最初は偽物かと思っていました。
宝石みたい。うちでもこの展示はやってみたい!!
こっちのカエルちゃんも近かった。
ふれあい水槽です。
ザリガニとの触れ合い、、、!?
しかもここのザリガニ近くの田んぼからとってきたのか! めっちゃでかい!!
これ、
ふれあいというより、肝試し水槽が正しいです
。
案の定、あるお父さんがザリガニの餌食に、、、
こういうふれあいも斬新で面白い。
来年うちも大量にザリガニを取ってきてやってみようかな(笑
ここでのもうひとつの見ものは、
【マツダイ】
ですね。
ダトニオに似ており、一時期はマツダイとダトニオは同じ仲間と言われていましたが、
今は研究が進み、別種であることがわかっています。
ただ、
風貌が似ているのでスーパーダトニオとして今でも売ろうとする悪質アクアショップ
もあるようです。
ですから完全な海水魚ですが、汽水種として売り出しているようです。気をつけましょう!
最後の水槽は両側にあります。
左は外来魚の大型魚を展示。
その中には
アリゲーターガー
も、、、なんだか全体的に右側に曲がっていました。
たぶん、捨てられていたところを保護したのだと思います。
ソウギョもきれいでした。。。
規模は中規模でしたが、ちょっと勉強していくとより楽しむことができる水族館でした!
出雲市も私がいた時よりも、たんぼがめっきり減って、近くで生き物と触れる機会はホントに少なくなっておりこのような水族館が存在意義をもつんですよね。
生き物は感じるもの⇒見るもの
にここでも変わってきている事を知りました。
30年前の記憶でストップしていた出雲のイメージだったのでなんだか淋しさを覚えますが、
これが都市化ですし生活の向上でもある
のです。
生活と自然はまさに反比例。
生活の向上があれば、それだけ自然も減少する。
これは私が見てきた国々でも同じような状況です。
確かに生活の向上は必要です。
ただ私たちがその事で失っているものもある。
そこをどう考えていくのか?
いま私たちの知恵が試されていると思います。
ちなみに、京都は生活の向上から観光都市にシフトしており、観光1流・暮らしは3流と言われています。
子どもが遊べる場所がどんどん減っています。
そんなことを考えながら、いやー行けてよかった♪
と思いつつ、また無人駅に向かう私でした。
★ゆっくり見たい方はレンタカーなど車で行った方がおススメです。
電車だと一本乗り過ごすと1時間後、、という時間を気にしてあまりゆっくり見れません。
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宍道湖のほとりにある水族館 ~出雲訪問その2~
2017/10/17 (Tue)
花園教会水族館
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