<日本ナザレン教団(東京本部)>より公式に見解が発表されました。
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新型コロナウイルス肺炎(COVIT-19)への対応
JNCM 委員長 江上 環
今世紀最悪の感染症(COVIT-19)の流行に際し、礼拝の守り方について、JNCM としての指針をまとめましたので、ご報告します。地区や教会で臨機応変の対応をお願いいたします。
今回の危機に際し、主からの恵みの時と捉え、主に期待し、信仰の先達に倣って、主のみ旨に添った礼拝へと導かれることを祈り求めます。
現在の状況
多くの感染症専門家は、2 月初めには、国内で COVIT-19 の流行が始まっていると考えています。現時点の患者数は、ウイルス学的診断(PCR 検査)がなされた症例に限られており、氷山の一角の数字に過ぎません。COVIT-19 は、潜伏期間であっても感染力があること、軽症者が多いことなどから、感染者の把握は困難であるとされています。
地域の大流行を抑える有効策として、大勢が集まる機会を極力避けることが、過去の教訓として推奨されています。
東京都は都が主催する 500 名以上の屋内イベントは原則延期か中止にするとの方針を発表しました(韓国では、異端とされている教会が感染源として批判を浴びています)。
流行時の礼拝の守り方
既に COVIT-19 の流行が始まっている地域においては以下の点に留意し、礼拝を守りましょう。流行が始まっているか否かの判断は、市町村の注意喚起(市中感染が確認された場合)を参考にしてください。
・ だるさや体調不良、微熱を感じた場合は、自宅で礼拝を守る
・ 徒歩・自転車・自家用車を使用し公共交通機関を使用しない。それが不可の場合自宅で礼拝を守る
・ マスクを着用し礼拝に参加する(周囲に飛沫を拡散させないことが重要)
・ 会堂では、隣の人と概ね半径2m以上の距離をおいて着席できるよう座席を設定する
・ トイレの温水洗浄機能(ウォッシュレットなど)を使用しない(エアロゾルとしてウイルスが暫く浮遊するため)。便座自体は問題ない。
・ 礼拝後直ちに手が触れる場所(ドアノブ、背もたれなど)をアルコール消毒する
・ 愛餐会を中止する(濃厚接触の機会を避ける)
・ 状況によっては聖餐式の中止も考える
注1 特に自分が万が一感染している可能性を想定した行動が重要です。自らが感染源とはならない工夫を教会員全員で考えましょう。
注2 礼拝の参加者が感染していたことが判明した場合、当該教会堂での礼拝を 14 日間中止すること。
主の祝福を求めて
今こそ礼拝の意義、教会の意義について主からの語りかけに耳を傾けてください。同時期に同じ場所に集わずとも、キリストの体(教会)の一員であることを実感する礼拝をどうすれば確保できるか、皆で祈り求め、真実の礼拝を奉げる幸いを味わう機会となりますようお祈りします。
【参考】一堂に会して礼拝を守ることが出来ない場合の対応例
1.牧師、信徒による戸別訪問(徒歩・自転車・自家用車を使用)
(月定・礼拝献金などを考慮する)
2.インターネットを活用した礼拝ビデオ・メッセージの発信
3.礼拝メッセージを CD に録音し郵送
4.電話による祈り合い
5.手紙・はがきによる支え合い など
※ この文書は感染症の専門家である土居弘幸兄(岡山大学教授・岡山教会信徒)に監修をして頂きました。
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