坂本先生は京都に1泊2日され、
2日目は、当教会の教会員向けに講演してくださいました。
【蟻とキリスト教】ってなんだか無縁に感じますが実は
今から数千年前の聖書の記事にこんな個所があるのです。
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怠け者よ、蟻のところに行って見よ。その道を見て、知恵を得よ。
蟻には首領もなく、指揮官も支配者もないが
夏の間にパンを備え、刈り入れ時に食糧を集める。
旧約聖書:箴言6章6~8節
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ちなみにこの蟻は、クロナガアリと思われるとの事です。
草の実をせっせと集めては巣に運ぶクロナガアリ。
坂本先生によると人間と蟻の関係は歴史が古く、
このクロナガアリは様々な実を集めるとの事で、穀物などの実も集めており、
その蟻が集めた種などを人間が掘り起こし、栽培していた歴史があるとの事でした。
こんなところで人間と蟻との関係があるなんて驚きです。
そして、蟻の社会は秩序だっており、若い個体は比較的危険度の低い子育てを担当するそうです。
そして蟻は種類によっても違いますが、寿命は5年から20年だそうで、
年老いた蟻が外に食べ物を探しに行くそうです。
つまりやっと外の世界に出た年老いた蟻を私たちは目にしているのです。
子ども達はそんな蟻をみて潰したりしてるんですね~。。。なんだか切ないです。
ちなみにドローンについても教えてくれました。
諸説あるようですが、オスのアリは基本的に何もしないそうです。
働くのはメス。
そしてオスが羽蟻として飛べるようになるとメスを抱えて空中で交尾するそうです。
そしてメスの方が重いため、地上に堕ちます。
そうしたときに天敵に襲われる役目をするのは雄との事で、そのオスが襲われている間に
メスは逃げて子孫を残すそうです。
この雄は「働かない雄」という事で【ドローン】と呼ばれます。
ちなみに蟻とハチは進化の過程で別れたので近縁関係にあります。
ハチは羽で飛ぶことを選び、蟻は地上・地下を選んだ。
ハチは羽を選んだので体を柔軟に動かすことができないため、防御策として毒針を発達させ、
蟻は地上を選んだので体を柔軟に動かして自由自在に動ける。
それぞれにリスクがあるわけですねえ~。
またヒアリについても説明してくださいました。
アメリカのヒアリに関する経済的損失は6000億円を超えるとの事。
これは大変な問題ですね。
今は神戸・大阪・名古屋・東京の港で確認されていますがコロニーの確認はないそうです。
ちなみに京都の場合は小さい小川が多く、その石垣の隅はヒアリにとって格好の場所との事。
日本には広がってほしくないものです。
続く。
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http://kyotohana.blog.shinobi.jp/Entry/1570/すごいぜ!坂本先生講座:その②<キリスト教と蟻 篇>
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