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京都・花園キリスト教会

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「支援活動【被災地・国際協力】」記事一覧

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釜ヶ崎-こどもの里『平和学習』

私の大学時代、「日本は戦争をしてもいいんじゃないか?」

そんな事が議論されていたときだった。

私は議論自体は勿論いいと思うのだが、

第二次大戦の事、戦争の悲劇をおじいさんやおばあさんから聞いたり

自分で他の国で見たり、聞いたり、体験したことをほとんどしていない中での、

この議論は危険極まりないと思う。


私も第二次大戦のことは、中国人や韓国人と一緒に住む事によって、

自分で戦争史を勉強したし、

広島に行き、原爆投下の当時の様子を被爆者の方から聞いたり

ミンダナオ島での内戦の状態を体験したことによって平和の重みを初めて知った。


よくこういう言葉を耳にする、、、

「戦争を経験した人は戦争に反対し、戦争を経験したことのない人は戦争をしたがる」

と。


平和の重みを知っているか知らないかでは議論の深みがまったく違う。


さて、、、、そんな事を思う今日この頃ですが、今日の午前中、釜ヶ崎の「こどもの里」で平和学習をするとの事で、行ってまいりました。


DSC01418.JPG




こども達は真剣な眼差しで映像を見ていました。

雇用と右傾化、、、戦争は密な関係があります。 

あるフリーターの方が「希望は戦争」という論文を出された事がありますが、まさにこの釜ヶ崎は、雇用や格差の縮図。

そのような場所での平和学習はとても重要だと思いますし、私も教会で平和学習をしたいと思っているのですが、

その参考にさせてもらおうとこの平和学習に参加&お話を聞いてきました。

なかなか、よいときとなりました。

一番印象的なのは、その平和学習のあとのこどもの感想に、

「原子爆弾は、この世界に必要ないと思う」(小学校・低学年の女の子)

とあった事です。

DSC01434.JPG




みんなまじめに感想文を書いていました!



私達がちゃんと平和について後世に伝えていけば、こども達は賢いのでそれを引き継いでくれるものです。


「今の若者は!!」 で片付ける大人こそ、その伝える責任を負っていないと私は思います。
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炊き出しの場所(釜ヶ崎:覚醒剤撲滅パレード:最終回)

釜ヶ崎:覚醒剤撲滅パレード終了後、こどもの里に帰る際に通った通称;三角公園。



ここでは炊き出しが行われます。

また8月13日~15日まではこの三角公園で夏祭りも行われます。


【こどもの里】もカキ氷を出店するとのこと。

こども達も多く来ることでしょう。

そして【こどもの里】では、こども達に『平和学習』を行っているとの事です。


8月6日や8月9日、8月15日が何の日なのかも知らない子ども・若者もいる現代。

この平和学習はとても貴重な時間ではないでしょうか?


私の教会でも【こどもの里】のように、いつか青年達やこども達に平和について伝え・考えるときを持って行きたいと本当に思いました。




【こどもの里】では、こんな風に子ども達を接しています。

この映像を見て、あいりん地区・釜ヶ崎の違う一面を知ってほしいと思います。

あいりん地区・釜ヶ崎は、もっとも底辺で差別されている人たちが差別する場所。。。

でもここにはこんな素敵な笑顔があるんです。

その事を日本人すべての人に知ってほしい・・・そう思いました。

関西学院「FES(フェス)10」の準備

この8月から2010年8月16日(月)~21日(土)、28日(土)にかけて、関西学院大学の学生達が

自転車を使って、社会貢献活動を行うそうです。

以下、
「FES10」ブログから

国内において自転車で広報活動をしながらショッピングセンターや、スーパーマーケット、また私たちが運営するイベントなどで、Saltから委託された商品を販売し、その収益により現地の人々の自立支援や生活改善を目的とした企画です。

移動区間:京都→大阪→宝塚間、姫路→明石→宝塚間
メンバー:60名(企画期間中は2チーム編成で行う)

こんな感じで行うそうです。

20100701175504bb8.jpg








その京都での拠点を当教会にされるとの事で、今日下見に新たに3人の学生さんたちが花園教会を訪れてくれました。


DSC00943.JPG






京都の下町のあまりの道の狭さにびっくりした感じ。。。車が擦らなかったことを祈るのみ・・(笑

私の話もでき、様々なことを共有できました。


いつか、京都の大学とも連携を取っていきたいということでした。

そんな希望のあるビジョンを持っていれば必ず実現できることでしょう!!


この前来た学生さんも今日来た学生さんもみんな若い&しっかりしています。

前回の訪問の記事はこちら

「最近の若者は!」 な~んて事は言っちゃいけませんね。

どうか、素晴らしい企画になりますように!!

詳しくはこちらをどうぞ(関西学院大学のエコハビタットのブログ)

社会貢献課題レポート②:制約の中での商品流通の一考察

先日、NGO・NPOの透明性&企業が行うCSRなどに対する透明性について見解を書かせてもらいました。

そちらの記事はこちら


今回は、NGO・NPOが取り扱うフェアトレード商品の流通についてです。


学生達と話す機会がこれまで度々ありましたが、そこでいつも議論となるのが、

「どうこのフェアトレード商品を売るか?」

という問題
です。

そしてそのためには、

新商品の開発、広告の仕方を考えなくてはならない!

という結論に至ります。


これはとても大切なことで、市場調査の中で今のトレンドはどんなものでどんなものが求められているのかという事は至上命題だと思われます。


ただ、NGO・NPOは商いが中心ではありません。

新商品の開発、広告の仕方の重要性はわかっていながらもそれに時間を割くことよりも、

貧困層への現地調査、アプローチの方がよりNGO・NPOにとっては重要であり、限られた時間の大部分をそちらに向けているのが実情ではないでしょうか。

これに対して、学生達は「それならば!」と自分達のエネルギッシュな力を商品開発の素案や広告塔となるべく力を注いでいます。


これは大変重要なことで、学生達はなんといっても、お金はないけれども、【時間】があります。

これは大きな武器です。

まさに学生に与えられた特権です。

NGO、NPOの商品と、学生達の知恵と原動力が合わさると大きな購買力を生みます。

この8月に関西学院大学サークルのエコハビタットが行う「FES10」もそのコラボの結晶でしょう。


とまあ、ここまではフェアトレードに関心のある方はすでにわかっている点だと思いますが、

その購買力が生まれたときに重要だけれども忘れがちな事項があります。

それは【商品の流通】 です。

このネットを使ったグローバルな社会にあって、重要と供給の関係はまさに命綱。

商品の欠品は購買力を著しく低下させる致命傷となり得る。


けれどもフェアトレード商品は大量生産は難しいので欠品はよくあること。

現状では小さいNGO、NPOでは生産管理のシステムは、後手に回ってしまっているのが現状だと思います。

この現状を克服するための生産システムが大変重要だと思います。

・パソコンを介した現地と日本を結ぶ共通の在庫管理のシステム構築

・欠品してしまうボトルネックはなんであるのか?
原料調達か? 生産過程の問題か? 物流の問題か?


それを明らかにする生産管理システムが大変重要です。

是非とも、若い方々にはこの点についても考えていただきたい。 

一応私が、会社をしていたときにもこの問題には取り組んだことがあります。そのときに浮上した問題の一部を紹介します。

少しでも参考になれば・・・

・現地にパソコンを設置するインフラ整備が不十分。

・日本語を話せる人がいない。

・流通の重要性を現地の人が認識できていない。
 etc...


これは商品の流通の観点から考えると、かなり時間の掛かる頭が痛くなる問題です。

これを克服して初めて商品の流通の第一歩が踏み出せるのではないでしょうか。

社会貢献課題レポート①:『透明性はどこに向けるのか』 一考察

先日、関西学院大学の学生が私達の教会を訪れてくれたことは以前ここでも紹介しましたが、

その記事はこちら⇒
http://kyotohana.blog.shinobi.jp/Category/11/3/#entry290

そこで学生さんがNGO・NPOのフェアトレード商品について論じてくれました。


そこで私が日本におけるサークルを大まかに2つ分ければ2点あると感じました。

これはどの大学生・サークルもみな同じであると思います(私も学生時代そうでした)、

●自分たち(学内のNGOサークル)は、NGO・NPOに対しての監視組織-「つまり、フェアトレード商品の代金がちゃんと貧困層に届いているのかのか?透明性を維持しているのか?」を自負している点。


●自分が大学生であると言う事もあり、日本における若者のトレンドは何であるのか? 
そのまさに最先端にいると意識している点 -そのため新たな商品開発の提案を行っている事


にあると思います。


これはとても重要なことだと思います。

現在の学生の中では自分に意味が見出せず、

途中で大学を退学していく人たちも増加している中で、このような意識を持つことは大変有意義ですし、社会人になっても目標をもって歩むことができるのではないでしょうか。

ただ、だからこそ敢えて私はここでより厳しい課題を学生に突きつけたいと思います。

それは2点あります。

1つは、透明性の問題。 
私はサラリーマンや自分で会社を立ち上げたときに私自身も自己矛盾に陥ったのですが、

なぜ、人はNGOやNPOの透明性だけを求め、大企業が行うCSRやフェアトレード商品の透明性を確認、そして求めないのかという点

もちろんフェアトレード商品を扱っているのはNGO・NPOが多いですし、また学生達も一緒になって支援し合え、
また身近に感じられるのでNGO・NPOとの連携がとりやすいことはあるでしょう。

(勿論、義援金の私的流用を目的としてNGO・NPOを立ち上げた団体もある事はある・・・アフガニスタン復興の際には数多くのNGOが立ち上げられたがその中にはそのような団体もあった-いずれその話もここで記事にしたいと思います)

ただ私は3月にミンダナオ島にいったことによって、大企業が行っている貧困層の搾取の現場を見てきました。

本当は、貧困層を助けるNGOを監視する以上に、このような大企業の貧困層へのさらなる搾取に対して若者はもっと監視の目を持つ必要があるのではないかと私は思うようになりました。

商売の世界では規模が小さいNGOやNPOの透明性を求めることは水道に例えると

砂漠の中心で、工場が貴重な水を大量に使い、けれどもその大量の水の大半は無駄になっている現場を目にしながらもその横で

節水に心がけている家庭で水の無駄遣いがないかチェックしている監視


に似ています。


いつも私は思うのですが、なぜ大企業が広告などで社会貢献品として扱う商品(他にも宝くじに使われているお金の行き先、24時間テレビなどのチャリティー番組で集めた義援金がどのように使われたのか)についてもっと監視の目を向ける事は考えないのだろうか。

これは学生だけの問題ではなく、日本人全体の問題であるように思いますが、学生達がは是非社会人へと巣立っていく前にもってほしい課題意識です。

ひとりでもこのような課題意識を持っていれば、必ず日本の国から天下りのような一部の人だけが甘い蜜を吸うという社会は少しずつなくなっていくのではないでしょうか?


私はそのような課題意識を持ち、共に助け合うネットワーク作りをこれからも続けていきたいと思っています。

またもうひとつは・・・・次回をお楽しみに!!

要塞化した警察署を通る(覚醒剤撲滅パレード:パート4)

釜ヶ崎の覚醒剤撲滅パレードも終盤になり、警察署の前を通りました。

ここの警察署の建物はまさに要塞です。


よく西成暴動が放映されたりしますが、ここが現場になることが多い。

ここのほんとの真横に『こどもの里』があるのです。

この警察署についての記事はこちら⇒
http://kyotohana.blog.shinobi.jp/Entry/281/

この動画にも載っています。

携帯で動画、こちらから⇒
http://www.youtube.com/watch?v=PwUFwT2NAg8



この動画を見ると本当に「こどもの里」が釜ヶ崎の中心に入って活動しているかがよくわかります。

この働きは本当に尊いものです。

そしてパレードも無事終わりました。この日は梅雨明け後の晴天で、すごい暑い日でした。

けれどもこども達の声・行動に勇気づけられました。


携帯で動画、こちらから⇒
http://www.youtube.com/watch?v=1S5vnc3khJc






<家族編>動画でみる釜ヶ崎覚醒剤撲滅キャンペーン パート3

覚醒剤の広がり・・東京は渋谷や六本木、大阪は釜ヶ崎が増えているという事で、2010年7月17日午前10時より覚醒剤撲滅パレードが開催されました。

ちょっと早く着いたのでお世話になっている子ども&緊急避難施設である「こどもの里」を訪問し、子ども達と一緒に集合場所へ。
すでに多くの人たちが集まっていた。
ここにいるのはPTA・子ども達・ホームレス支援を行う人・学校関係者などなど・・・
様々な職種の人たち。

町あげて覚醒剤の撲滅を訴える。

今回このようにしてみんなで一致して声をあげるのは初めてということだった。
私は家族で参加しました。ぜひ青年達にもこの事を知ってほしいと思います。




売人がいつも立っている場所でのパレード↓↓



そしてこの場所が一番売人がいる場所とのこと。

なのでみんなの声も自然と大きくなった。

うるさいという野次も飛んだが子ども達の声はそれ以上に大きかった!






花園教会ってどんなとこ?

主日礼拝:毎週日曜日
10:30~12:00




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礼拝メッセージ集はこちら

絶望のあるところには希望を

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