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京都・花園キリスト教会

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「支援活動【被災地・国際協力】」記事一覧

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移転は手放しで喜べるか!?

JNCMの実行責任者をしている事もあり、あまり私情をJNCMで語れないがここでは本音を語ろう。


この震災で今色々と問題はあるが、高台への集団に移転についてはマスコミではほとんどその情報を流さない。

どちらかと言えば集団移転を前提にした記事が目立つ。 

じつはJNCMの調査でわかったのは自宅避難者の中には、集団移転に反対する声もあるという事だった。

そのひとつの事例が、東松島で深刻な被害のあった野蒜・東名にいる自宅避難者だ。

この地帯は危険地帯として設定され、9月まで国や行政などの方針が固まらない限り、土地の取得・家を新築する事はできない。

全壊した・半壊した家が目立つがその中にも実は自宅避難者が多い。

最近では行政も把握してきたが、これまで自宅避難者がどれだけいるかは不明のままだった。


ともあれ、この自宅避難者の中には強制移転させられることに対して警戒感をもっておられる方も多かった。


しかし最近、朝日新聞で、野蒜や東名は一体的な集団移転の方向で動いている旨の情報がリークされた。

けれども行政からの正式な発表はない。

「移転を希望される人は移転すればいいけれど、移転したくない人まで強制的に移転させるのは反対!」と言われる自治会の会長の方にお話を聞く機会があった。

現在、署名活動を行っているそうだ。

私もいろんなところでボランティアをしているがこの野蒜と東名での復旧はほかの地区に比べ遅れている。。。

というよりも、手を付けていないというのが実際のところ。

東松島市の市役所の近くの線路の復旧工事は急ピッチで進んでいるが、仙石線の野蒜駅周辺は手が全く入っておらず、そのまま。

朝日新聞によると、JRも高台経由の沿線作りを検討しているとの事、、、、だからここは手を付けていないのか?
DSC05840.JPG




全く手がつけられていない野蒜駅


ともあれ、被災地ではめまぐるしく状況が変わる。


だからこそ色んな人がボランティアに来てほしい。

色々感じてほしいと思う。


これは対岸の火事ではなく、私たち日本人全員にかかわる事柄なのだから。


ボランティア=泥だしではない。

ボランティア=人との繋がりなのだ。



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ボランティアバーチャルツアー第二日目


今日はボランティア二日目。

朝6時起床して、朝のミーティング。

そして朝ごはん。

お味噌汁がおいしかった!!


ハイエースに乗車し、高速道路を使い、いざ!東松島へ!!

高速料金、ガソリン代もJNCMが負担されているとの事。

本当に至れり尽くせりです。


途中、仙台・若林区の津波の現状を高速から見つつ、

1時間弱のドライブを経て、東松島市ボランティアセンターへ。


ナザレン・JNCMは震災後、すぐに先遣隊を派遣し、東松島市に物資等も供給したとの事。

また現在では避難所支援も行っており多岐にわたっている感じがする。

県外からの公式団体としてナザレン・JNCMは承認を受けているそうだ。

また道具を一式持っているので大変重宝される。。

ボランティアセンターでマッチングの作業が行われた後、、

さて今日の午前は床下の泥だし作業だ。


臭いはさほどない。

けれどもヘドロの厚さは10cmもあった。


どれだけ土嚢を積み上げても終わらない感じがした。


けれども、依頼された被災者の方も一緒になって作業を手伝ってくれた。

その姿に勇気付けられ、それだけでなく断ったものの差し入れもいただきお腹も満たされ、

元気いっぱいに泥だしができたと思う。

昼食は近くのコンビニでおにぎり等を買い、午後に備えてパクリ。

午後の作業はというと、庭の泥だし。

こちらも順調にことが進む。

雨具が必要だと思ったけれども、グローブをはめるだけで作業ができた。


合計4時間の作業ということでちょっと疲れもあったけど、宿泊場から帰った後の温泉は大変気持ちがよかった。


夕食-今日はチキンステーキ- でお腹も満たされ、雑談に花が咲く。

だんだんとこのチームも打ち解けてきた。 一体感があってとても嬉しい♪

夕食後には、今日の感想・思いをみんなでシェア。


その後、心を休める時間を持つ。今日も心が洗われる。


ミーティングは自分の考えていることと違う意見もあり、色々と勉強になり、しかも楽しいII

ここにきて本当によかったと作業したみんなが発表していた。


さてミーティングが終わったところで、


今日も川のせせらぎとカエルの合唱を聞きつつ、おやすみなさーい!!

被災地の現状・・・愚痴っぽく

先週のボランティアにおいて、6月15日を調査日とし野蒜・新東名、矢本における調査を行いました。
時系列でご説明いたします。
 
まず、
○6月6日~6月10日までのボランティア報告にて:

「改革派‐東仙台教会の牧師立石先生らが行っているの東名での支援活動において、汲み取り式トイレの
費用を被災者が負担しているとの事でどうにかならないかという依頼が当団体にありました。

その週の担当牧師に取り急ぎ東名にあるボランティアセンターに行っていただき、その旨の報告・依頼し、

なおかつ東北ヘルプ会合(http://tohokuhelp.com/)にて担当の者から負担を東北ヘルプで依頼できないかを嘆願し、東北ヘルプの方で検討がなされる」

との報告を担当者より受け、

 
○6月14日に、汲み取り費用の件についてその後どうなったのかを新東名責任者に尋ねました。

その時は、まだ責任者にその事情が伝わっておらず、再度確認するよう要求。

そして新東名でのニーズ取りがボラセンができていない事を責任者に追及しました。
 
約一時間ほどのやり取りの中で、見えてきたのが、ボラセンがこの7月に閉鎖を検討するのではないかと疑念でした。
(中越地震のボランティアセンターが3か月で閉鎖した旨の説明を受ける)

ただニーズがないので閉鎖するのではなく、他の市(塩竈・東松島・石巻)などの状況と歩調合せのため、閉鎖は必要であるとの事。

事実すでに6月5日で塩竈のボラセンは閉鎖された。
 
また仮設住宅の話も聞きましたが、ボラセンが仮設住宅の引っ越し等をする事は被災者から依頼がないので現段階では検討していないとの事。
 
この会談の中でわかったのは、ボラセンは自ら被災者のニーズ取り・聞き取り調査を一切しないという姿勢でした。

なので、避難所の状況も全く分かっておらず、逆にナザレンから避難所のニーズを教えてほしいと依頼されたほどです。

 
その具体的な事例として

美容師の団体が避難所で避難者の髪を切ろうとボラセンに来たが連携がないので結局、泥だしのボランティアをして職員・ボランティアする人の髪を切って帰っていきました。
 
 
以上の事から、次の日は本当にニーズがないのか急きょ、野蒜・新東名での実態調査・避難所訪問を敢行。
ここからは箇条書きでかかせていただきますが、
 
GWボランティアで訪問した家に聞き取り調査⇒人がおらず聞き取りできず⇒少し歩いていると自宅避難者を発見・聞き取り開始⇒野蒜のある地域を取り仕切っているSさんを紹介してもらい坂本さん宅を訪問

⇒野蒜での弁当配布・自宅避難者の現状・行政への要望をすでに出していることを聞き、現段階で自分の地区についてはボランティアに依頼できることはない事を聞く

⇒ただ新東名で分からないとの事で、新東名で責任となっているOさんの電話番号を聞きだし

⇒Oさんに電話⇒OさんはGさんと言われる建築会社の社長宅にいるとわかりGさん宅へ⇒事情を説明しGさん宅に上がり、約1時間聞き取り調査

⇒Gさんもその地域一帯にある汲み取りトイレの汲み取り費用を自分で全部負担していた

⇒それは行政できる事を伝える⇒その仲介をナザレンがやってもいいと打診

⇒新東名でのボラセンが閉鎖しないようにするために被災者に潜在的ニーズをニーズ化してもらえるように協力を依頼

⇒協力を約束してくれた⇒これを皮切りにボラセンと対等の協力関係を打ちだし、ニーズをボラセンに伝える・汲み取り費用・被災者が現在負担している泥だし費用を負担してもらえるよう来週より交渉してこようと思う。

新東名での聞き取りはここで終了。
 

大塩市民センター、避難所を訪問⇒7月に避難所が閉鎖する事が石巻日日新聞にてリークされた旨を聞く。行政側からの回答はなく、避難者は不安がっている現状を知る⇒仮設住宅への引っ越しは現在避難者自らが行い負担していることを聞く(リアカーをひくなどして)

⇒ボラセンは全く関与せず⇒職員の紹介により避難所の班長と会談

⇒仮設住宅へ引っ越しをボラセンが担うよう、避難所の要望として要望書をボラセンに提出してほしい旨を班長に依頼⇒班長も検討する旨を約束

⇒職員に要望書がでればボラセンに伝えてほしい旨を依頼

⇒その要望書がで次第こちらでもボラセンと本格的なニーズ化への交渉する予定。
 
避難所での調査はここで終了。
 


これらの調査でボラセンのボランティアが床下の泥カキをするためには大工さんに床を外してもらう必要があることを知る。

ただ被災者の方も床を外してもらえるよう周りの建築会社に頼んでいるが全く進まないとのことでなのでボラセンにニーズを依頼していないとのことだった。
 
だが、それはボラセンにとって被災者のニーズはないと判断・閉鎖をする材料となることから、なんとか大工さんと連携できないかを午後から模索した。
 
いろんなところに聞き取りをする中で大工で床をあけるボランティアなさっているかたの情報を得る
⇒連絡をし大工さんを訪問⇒ボランティアで床あけをしてくれるとの事で、連携を打診⇒快く引き受けてくれる。

これからこの大工さんと連携し潜在的ニーズをほんもののニーズに変えていく予定。

その大工さんは鹿児島から来られていた。6月中は東松島市に滞在しているとの事。

それ以降については石巻に床あけをしている団体があるのでその場所を紹介してくれた。
 
またこれらの調査で分かった潜在的ニーズ

①9月の建築制限(新築×、リフォームOK)が掛かっているため、泥だしなどのボランティアを頼むのかを結論できない

②津波の被害調査で支援金が拠出されるためにはボランティアに手を入れさせてはならないと大工から言われ、泥だしを頼んでいない

③泥だし=ボランティアであると考える被災者の方も多く、ボラセンに依頼できない現状がある。泥だし=ボランティアという構図をマスコミなどが言い過ぎたきらいがあり固定化され、柔軟に被災者のニーズに行政も被災者も対応できない
 
 
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東松島市がもし様々な事柄で撤退すれば、東松島市より被害が酷い石巻も撤退風が吹く可能性があります。

石巻は行政はほぼNGOなどに頼り切っている状態です。

ですがNGOもそろそろ資金的な限りもあり撤退をするでしょう。

そのときにかなり行政側のボランティアセンターなどの機関がなければ、被災者はより困窮する事は目に見えています。
 
これが被災地の現状です。


ボランティアバーチャルツアー第一日目

JNCMブログより転記

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ナザレンのボランティアの実態を知っていただき、少しでもご支援・ボランティアに参加いただこうと思い

【ボランティアバーチャルツアー】 を企画しました。

どうぞ共にボランティアに行った様な気持ちでお付き合いください。

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今日はボランティア第一日目。

集合場所はナザレン教団仙台富沢教会。

tomizawa_kaidou.JPG




新しくてとてもきれいな教会だ。


今回は5名の参加。(栃木、東京、京都、神戸、広島)

50代・30代・20代、会社員・学生などそれぞれ職業は違う。


それぞれ交通手段は違う。新幹線もあれば飛行機、バスなどなど・・。

ここでのボランティアについての事前ミーティングが行われた。

ボランティアリーダーである牧師先生(篠澤師・久米師)から

東松島市の現状、避難所の実態、ボランティア時間、ボランティアの心得などのレクチャーを受ける。

どれも被災地に来たからこそ、わかる情報ばかり。 パソコンで知った情報とはまるっきり違う。


そしてそこからワゴン車にボランティア道具(スコップ、クワ、水切り、バール、一輪車など)を詰め込み


宿泊する温泉へ。


ナザレンのボランティアでは、ボランティアする側のケアにも力を入れている。


リーダー曰く、

「ボランティアは使い捨てではなく、リピーターを広げ、

また被災地での活動がどんな人でもできる事を広める事が重要であり、この復興への戦いは長い。

長い目でみてボランティアする側のケアも進めていかなくては息切れしてしまう。

被災された人が一番辛い時にこそ支えるのが私たちの役目

リピーターになってもらうことによって、ただ無償で使い勝手のいいボランティアから専門性を活かしたプロ意識をもつボランティアになってもらうきっかけとなれば。。」

だそうだ。


ただ、ケアにも財政的な負担がいる。

この活動を支えてくれているのが全国にあるナザレン教会の人たちとの事。

大変ありがたいことだ。

今回の参加者の中には

『募金活動などには手が回らず、ナザレン教会の方の慈善の献金によってのみでまかなわれているのがこの活動という事だったが、
このような手厚いボランティアが継続的に行われるように募金活動をやってみたい』

と思った人もいたようだ。


なので、、、しっかりと夕食を取る。

DSC05695.JPG




魚にも臭みがなく、ご飯を御代わり。

おなか一杯食べて、その後、明日の具体的なミーティング。


お祈りと川のせせらぎとカエルの鳴き声を聞きながら、黙想の時を持つ。

久し振りに心を静かにし、心を洗われたように感じた。

とても静かな夜。


そのあとは、いよいよ温泉へ。

なかなかいいお湯でした。

DSC05564.JPG




24時間自由に入れるそうです♪


それでは明日の備えて就寝。おやすみなさーい!

DSC05694.JPG







布団もやわらかく寝心地がいい!


平日ボランティア第一陣報告!

JNCMブログから転記


先週より、平日ボランティアをJNCMでは開始しました。

すでに第一部隊がボランティア活動を行いました。

今日から、第2部隊が派遣されます。

久米先生よりボランティア第一陣の報告がなされましたで速報でお伝えします。




写真はこちらから

https://picasaweb.google.com/salao1020/JNCM66

新東名でのボランティア第一陣が終了&パンフレット公開

今日、東松島市災害ボランティア(平日)の第一陣が終了しました。

無事、終わってよかったです。

今回は新東名での作業だったそうですが、なかなか行政との連携がとれていないような状況のようです。

組織的に効率のいい方法を模索し、ボランティアセンター責任者の千葉さんと協議できればと思っています。


さて今回の東松島市災害ボランティア(平日)のパンフレットが出来上がりましたので公開します!

七月のボランティアも募集しておりますので、どしどしご応募下さい!!







7月ボランティア募集決定!!!

6月に引き続き7月のボランティア募集が決定しましたのでお伝えします。
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ナザレン教団ではこの度、被災地:東松島市にて、行政:東松島市社会福祉協議会・災害ボランティアセンターと連携し、すでに毎週【平日ボランティア】を実施しております。
 
 
募集要項を以下の通りです。
 
--------------
 
活動内容
 
・津波被害を受けた家屋の家財道具の撤去、片付け、被災家屋内、周辺の泥出し
 
・避難所支援、物資の仕分けなど
 
 
 
募集期間
 
7月の月~金曜日(原則月・金を移動日とし、火~木の3日間を活動日とします。)
 
① 7月4日~8日、 ②7月18日~22日 ③ 7月25日~29日、 ④8月1日~5日
 
 
※②は5名以上の人数が集まらなかった場合は中止。
 
③、④につきましてはこれからのボランティアの需要の推移をみて判断しますのでご了承ください。
 
現段階では行う方向でおりますが、、 
 
 
 
応募条件
 
・男女計5~10名(18歳以上) 20歳未満の方は、保護者の同意書が必要です。
 
 
 
・心身ともに健康であり、健康管理のできる方
 
 
 
・信条は問いませんが、キリスト教精神に理解を示し、協力できる方
 
その他の詳しいスケジュールは http://jncm.iku4.com/ で確認してください。



花園教会ってどんなとこ?

主日礼拝:毎週日曜日
10:30~12:00




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礼拝メッセージ集はこちら

絶望のあるところには希望を

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