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ディズニー・イースターに対する公開質問状への回答 その1

ディズニー・イースターについて先日、東京ディズニーランドを運営する株式会社オリエンタルランドに公開質問状を送らせていただきました。


公開質問状についてはこちらです。

【東京ディズニーランドを運営するオリエンタルランドに
イースターにおける公開質問状を送りました。】

その回答について、「東京ディズニーリゾート・ゲストご相談室」より取り急ぎの回答を頂きましたので、報告いたします。



本文はこちら。



丁寧な対応に感謝いたします。


回答を待ちたいと思います。


-『関連記事』-

【キーピー株式会社に対する「春を祝おう!イースター」に関する公開質問状】 

ーピー株式会社からの返答

ーピー本社より明日、当教会に来会されます。

ーピー株式会社からの公開質問状への回答がありました。


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キユーピー株式会社からの公開質問状への回答がありました。

今回、株式会社キユーピー(以下(株)キューピーとします)が全国展開している「春を祝おうイースター」プロジェクトに際して、公開質問状を送りました。
そして(株)キユーピーの広報の方から、2014年5月2日午前10時~ 京都:花園教会にて回答に関して説明させていただきたい旨の連絡が入り、そして篠澤主任牧師と広報・営業の部長クラスの方が来会され会談は実現しました。

回答を公開する前にまずこの場を借りて言わせていただきたいのは、公開質問状に対しての食品メーカー最大手:キユーピーの対応は本当に誠実且つ謙虚な対応でした、、ということです。
企業によっては無回答という事もあると思われるし、大手企業であれば無視する事だって可能なわけです。
しかし、小さい声であっても企業として耳を傾けるという姿勢がこのキユーピー株式会社にはありました。
そしてわざわざ本社から京都まで足を運んでくださり、会談を行う事が出来、忌憚ない意見を交わす事ができました。
ネット社会の言葉で言えば「神対応」という姿勢に当てはまると思います。
私も営業をやったり、サラリーマンとして働いていたときがあり、ビジネス社会にとって宗教というのは確かに未知な領域・壁がありながらもビジネスのチャンスが眠っている事が大きい事も知っています。
しかし、そういう中で、少しでも間違いがあれば大変な事になっていくのもこの世界
今回はイースターというキリスト教世界でもっとも重要&最古の祭日で、クリスマスよりもはるかに重要なキリスト教行事をビジネスとしていくのかという中で、私は牧師の立場からお話しさせていただきながら、また会社にとっては、布教活動になればビジネスにならないのも事実ですから、批判し合うのではなく、
『そのような中でどう歩み寄れるのか?』 


表記の問題・これを扱う人たちの意識の問題・宗教的なものが薄くなっている日本の状況の中でのビジネスと宗教について、本当に忌憚なく話し合えるときとなりました。 
今からキユーピー株式会社からいただいた回答書を公開いたします。
今回私が大きくキユーピー側に伝えたのは、日本と世界とのギャップを作る事をやめてほしいと言う事があります。
英語圏・キリスト教を背景とする国ではイースター=春を祝う祝祭ではありません

勿論、アメリカもそうです。
もし日本の中で「イースター=春を祝う祝祭」と勝手に作られた情報が日本の中で信じられていくとしたら、

これからよりグローバルになっていく世界に将来の日本の子ども達が世界に旅立っていくとき、大変不幸ですし恥をかいてしまいます。
「短期的には、宗教の布教活動にならないように、宗教・祭儀の意味を伝えていくビジネスを展開していく事は本当に頭を悩ませて行く事だと思いますが、
長期的にはアジア・アフリカなど人口が増え、また宗教、特にイスラム教が今とても増えていっている中で今の努力は、

日本自体は少子高齢化がぐっと加速しビジネス規模が縮小し、いずれグローバル展開をしていかなくては生きられなくなる日本の企業にとっては大きなプラスになると考えます。
とお伝えし、
その意味でも今回の「イースター表記」についてキリスト教信者が不快や疑問に感じず、信者でない方も誤解されないような表記(特に配布物については)でお願いしたいと言う事を、
担当の方と具体例を共にお話ししながらお伝えし、担当の方からはこれらを参考にしつつ、来年に向けてちゃんと表記について考えていきたいとおっしゃっていただきました
私的にはとても誠実な対応で心から感謝いたします。

以下、回答文

キユーピー本社より明日、当教会に来会されます。

今週の火曜日にキユーピー株式会社本社より連絡が入り

明日、私が先日だした公開質問状に対する回答を、

東京から京都の花園教会に来られて説明してくださる事となりました。


どのようか回答になるのか、わかりませんが、


とりあえず、キユーピー株式会社のとても誠実な対応についてはこの場を借りて感謝いたします。


明日の会談がよき話のときとなるようにお祈りします。

またお祈りください。


これらの件については後日また改めてブログにアップしたいと思います。



東京ディズニーランドを運営するオリエンタルランドにイースターにおける公開質問状を送りました。

今日付けで、東京ディズニーランドを運営するオリエンタルランドに「イースター」についての公開質問状を送りました。

オリエンタルランドには、メールでの問い合わせがなかったので、

先だって「東京ディズニーリゾート・ゲストご相談室」に連絡を入れ、

私の身分を明らかにした上で、「公開質問状を送ってもかまわないか?」という質問をしたところ、

「個人的にされるものを私の方から許可・不許可することはできない」というような内容をいただき、

その上で、「それでは公開質問状を送らせていただきます。」と伝え、「わかりました」と返事を頂きました。

ですのでここにその公開質問状の文面を記載いたします。

--------------
株式会社オリエンタルランド
代表取締役社長(兼)COO 上西 京一郎様 
宗教法人日本ナザレン教団 花園キリスト教会
代表役員 篠澤 俊一郎

公 開 質 問 状
 主の御名を賛美いたします。
このように突然の質問をさせて頂く事をお許しください。
この度、公開質問状という形で貴社に質問させていただきと思いますのは、貴社が運営されておられる東京ディズニーランドのイベント「ディズニー・イースター」についてです。
 東京ディズニーランドの「ディズニー・イースター」についての説明について、貴社のHP上で以下のような説明がなされています。
以下、転載いたします。
-------
ディズニー・イースターは、春の訪れをお祝いするお祭りです。
-------
春の訪れをお祝いするお祭りのイベントをされる自体はとてもすばらしい事と思いますが、このイベントに【イースター】という言葉を入れられた根拠がとてもこれでは不明確であるように感じました。
また、今日の日本においてイースター(Easter)という英語表記がゲルマンの春の女神<Austro>に由来するというところから安易に利用しビジネス化しようとする動きがでているように思います。
 貴社はそのような事からこの「イースター」という単語を使用されているのではないと思いますが、もしイースター(Easter)という英語表記がゲルマンの春の女神<Austro>に由来するというところから取られているのでしたらこの学説は確実ではないというのがキリスト教界での考え方です。
また「Eostre」についても学術的にもまだよくわかっていない部分が多々ある女神であり、春の女神だけではなく「夜明け」・「新しい人生の始まり」を象徴する意味もあると言われています。
その「夜明け」・「新しい人生の始まり」という部分においてキリストの復活が古代キリスト教世界にあって融合していったと言われており、その意味でもイースターとキリスト教・復活祭が密接している事は周知の事実です。
またイースターは「春分の日の後の最初の満月の次の日曜日」に行われますが、これはキリスト教のニカイア公会議以後に定められたキリスト教の教会暦における最古の主日となります。
上述したようにイースターはキリスト教の復活祭と切っても切れない関係にあり、またイースターが1700年以上も前からキリスト教会で祝われている祝日であるが故に「イースター」という単語はキリスト教の復活祭と完全に切り離すことはできません。
その上でもし貴社が、1700年以上も行ってきた「イースター」のキリスト教の歴史性を完全に無視する形で、語源が春の女神「Eostre(エオストレ)」から来ているかもしれないという不確かな理由だけで春のイベントとして「イースター」という言葉を使用されているとしたら大変残念な事です。
また日本の子ども達に大変影響力のある貴社が「イースター」という単語を使用し、これらの意味を【春の訪れをお祝いするお祭り】として貴社がイベントを開催されますと、キリスト教と関わりのない方は日本人人口の約9割9分を占めており、そのような方々に、「イースターはキリスト教と関係なく、春の訪れを祝う祭りだ」という大変な誤解を与えかねないと大変危惧いたします。
英語圏ではイースター=復活祭として、親から子へと正確な情報が伝わったうえで、イースターに関する様々なイベントが開催されています。
またこのイースターは南半球でも祝われています。南半球はこの時期、冬に向かいます。
ですから貴社の説明する「春の訪れをお祝いするお祭り」という説明は国際的な観点から見ても全く当てはまらないものだと考えます。
貴社は、子ども達に夢を与えておられる会社であると思いますし、ディズニーランドを創設したウォールト・ディズニーは初めてディズニーランドができた際「このディズニーランドはあなたの国だ。ここから世界中に喜びとインスピレーションを与えていく」と発言されたことを記憶しております。
その中に合って、イースターの本来の意味を知らない日本の子ども達が貴社の発信した「ディズニー・イースター」の説明によって「イースター=春の訪れをお祝いするお祭り」と信じてしまい、将来世界へと羽ばたいていったとしたら、その子ども達は正確な情報を知る事なく恥をかいてしまうでしょう。
そのような状況を作ってしまう片棒を、子ども達に夢を与え続けている貴社が担いでよいのでしょうか。
これはウォールト・ディズニーの言葉とは反対の方向に子ども達を導いてしまう恐れがあるように思います。
アメリカ・ディズニーが作成している子ども向け番組「きんきゅうしゅつどう隊 OSO」における『みんなでいわおう ハッピー・ホリデー』のエピソードでは、イスラム教、キリスト教、ユダヤ教の大切な祭日を分かりやすく伝えておられます。このようにすでに貴社は、世界には色々な人種、色々な宗教が存在し、そこで祝われる祭日はちゃんと正確に伝えていく必要性を発信されておられます。
その意味でもこのイースターの記述においても、子ども達に正確にわかりやすく伝えていく事が貴社には求められているのではないでしょうか。
前置きが大変長くなり恐縮ですが、そこで以下の質問を公開という形でさせていただき、貴社のお考えを回答いただきたいと思います。
質問1.春の訪れをお祝いするお祭りのイベントをされる自体はとてもすばらしい事と思いますが、このイベントに【イースター】という言葉を入れられた根拠、もしくはソース:出典、出所はどこでしょうか。
質問2.イースターについて、語源が春の訪れを意味するゲルマン神話にあったとしても1700年以上もイースターという名でキリスト教界は使ってきました。他の宗教においても様々な文化を取り込み、融合してきました。起源は違っていても長い歴史の中で培われてきたものにはその歴史性があり、それは尊重されるべきだと考えます。
貴社は、そのキリスト教の歴史性についてどのように考えておられますでしょうか。
質問3. イースターの記述において、何かしらの形でキリスト教の復活祭である記述を顧客に見えるような形で表示していただく意思は貴社にありますでしょうか。
回答期限 5月30日
回答の様式 文書による 
回答送付先 宗教法人日本ナザレン教団花園キリスト教会 代表役員 篠澤 俊一郎
以上、よろしくお願いいたします。
貴社の益々の発展をお祈りしております。
主にありて



キユーピー株式会社からの返答

キユーピー株式会社からご返答をいただきましたので、お知らせいたします。

以下、返答文

-----

宗教法人日本ナザレン教団
花園キリスト教会
   篠澤 俊一郎様

  ご連絡いただき有難うございます。

この度は、弊社企画「春を祝おう!イースター」について貴重なるご意見を頂戴いたしました。

ご質問状の主旨を理解し、責任を持って対応にあたらせていただきたく存じます。

後日、弊社よりご連絡をさしあげるまで、しばらくご猶予をください。

よろしくお願い申し上げます。

                    キユーピー株式会社 広報部 

-----

突然の連絡でしたが、このように先方から返答頂いた事についてはまず感謝したいと思います。
ですので、回答を待ちたいと思います。





イースターについての公開質問状

イースターについてどう考えておられるのかキューピー株式会社に対して公開質問状を送りました。


以下が、公開質問状の内容です。

---------------

キユーピー株式会社
代表取締役社長 三宅 峰三郎様 
宗教法人日本ナザレン教団 花園キリスト教会
代表役員 篠澤 俊一郎
公 開 質 問 状
 主の御名を賛美いたします。
このように突然の質問をさせて頂く事をお許しください。
この度、公開質問状という形で貴社に質問させていただきと思いますのは、貴社が進めておられます「春を祝おう!イースター」のプロジェクトについてです。
京都にあるいくつかのスーパーの店頭などで「春を祝おう!イースター」と名を打って、広告商品が出されたり、MENU BOOKが配布されていたりしております。
その中で、「イースターとは・・?」という項目の中で、このような記述がありました。
以下、転載いたします。
-------
イースターとは、春の女神「Eostre(エオストレ)」にちなんで名づけられた、春の訪れを喜び合う祝祭です。イースターのシンブルは「たまご」と「うさぎ」です。
-------
イースター(Easter)という英語表記について確かにゲルマンの春の女神<Austro>に由来するとする学説がありますが、しかしこれは確実ではないというのがキリスト教界での考え方です。
また「Eostre」についても学術的にもまだよくわかっていない部分が多々ある女神であり、春の女神だけではなく「夜明け」・「新しい人生の始まり」を象徴する意味もあると言われています。
その「夜明け」・「新しい人生の始まり」という部分においてキリストの復活が古代キリスト教世界にあって融合していったと言われており、その意味でもイースターとキリスト教復活祭が密接している事は周知の事実です。
またイースターは「春分の日の後の最初の満月の次の日曜日」に行われますが、これはキリスト教のニカイア公会議以後に定められたキリスト教の教会暦における最古の主日です。
以上の事からイースターはキリスト教の復活祭と切っても切れない関係にあり、またイースターが1700年以上も前からキリスト教会で祝われている祝日であるにも拘らず、復活祭とは完全に切り離しまた、キリスト教の歴史性を完全に無視する形で、語源が春の女神「Eostre(エオストレ)」から来ているかもしれないという不確かな理由だけでイースターの意味を貴社のように店頭などで大々的に上記されてしまいますと、キリスト教と関わりのない方は日本人人口の約9割を占めており、そのような方々に大変な誤解を与えかねないと大変危惧いたします。
適切な情報を顧客に提供し、顧客に商品を選別していただき購入していただく事こそ真のサービスではないでしょうか。
現状ではイースターの記述について適切に情報が顧客に提供されているとは思えません。
また、英語圏ではイースター=復活祭を意味しており、このイースターは南半球でも祝われています。
南半球はこの時期、冬に向かいます。
ですから貴社の説明する「春の訪れを喜び合う祝祭」という説明は国際的な観点から見ても全く当てはまらないものだと考えます。
そこで以下の質問を公開という形でさせていただき、貴社のお考えを回答いただきたいと思います
質問1.【イースターが春の女神「Eostre(エオストレ)」にちなんで名づけられた】という考え方をされたソース:出典、出所はどこでしょうか。
質問2.イースターについて、『イースターMenu BOOK』などの顧客用に配布される配布物や顧客の目にとまるところに復活祭の記述が全くないのはなぜでしょうか。
語源がゲルマンにあったとしても1700年以上もイースターという名でキリスト教界は使ってきました。他の宗教においても様々な文化を取り込み、融合してきました。起源は違っていても長い歴史の中で培われてきたものにはその歴史性があり、それは尊重されるべきだと考えます。
貴社は、そのキリスト教の歴史性についてどのように考えておられますでしょうか。
質問3. イースターは今年は終わりましたが、来年に来るイースターについては、何かしらの形でキリスト教の復活祭である記述を顧客に見えるような形で表示していただく意思は貴社にありますでしょうか。
回答期限 5月19日
回答の様式 文書による 
回答送付先 宗教法人日本ナザレン教団花園キリスト教会 代表役員 篠澤 俊一郎
以上、よろしくお願いいたします。
貴社の益々の発展をお祈りしております。
主にありて

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