京都・花園キリスト教会

こども支援・SDGs・花園教会水族館のあるキリスト教会

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前回のあらすじはこちら⇒　http://kyotohana.blog.shinobi.jp/Entry/621/

サワガニがいない・・・。

サワガニがいない！！。

サ・ワ・ガ・ニがいねーーー！！

昨日はあれほど大人しかったのに！！

まさに　もぬけの殻とはこの事だ。

そう、そして昨日あったものがない、、、という時ほど、時が空しくすぎていく瞬間はない。

私もあれだけ、苦労してとってきたサワガニが一匹もいないという瞬間に出くわしたときには

なーーーんにも考えられなくなった。

それから、、、、

どれだけ時間が過ぎただろう。

ハっ！！

私は次の瞬間、水槽の下などを探し回った。

なぜなら「いない」という事は、

イコール　家の中にいる！　という事だから。

そして、家の中で死なれたら、

結構・・異臭がするんじゃ？という思いもふと頭をよぎった。

『やばい、絶対見つけてやる！！』

そう意気込んだものの、

案の定、、一匹も見つからず。　（異臭が・・・）

そしてネットでサワガニの生態を調べてみると、サワガニはまさに脱走のプロ！だそうだ。

あるサイトでは、ペットボトルに入れていたサワガニが逃げた！との報告も。

なんとも恐るべし脱走執念

・・・カニの分際で。

ともあれ、このままではなんともやりきれないというか、、、空しさが持続するというか、

敗北感でいっぱい。

脱走されるという事はこんなにも大きな敗北感なのか。

『絶対脱走させないぞ！！』

そんな思いが私の中に沸々と湧いてきた時にはなんとなく私は、看守の想いを垣間見た感じがした。

次は負けない！！

そんな思いを胸に、

・どうしたらカニが逃げないか

・どうしたら、かつ長生きできる環境になるか

・どうしたら、見やすい展示になるか？

という3点を主な課題にし、それからというもの、考え続けた。

そして

ビビビ！！

頭にひとつのアイディアが生まれた。

それは、

これ。（口で説明するよりもわかりやすいだろうから・・・）

（これはすこし改良した後の写真だが、、）

見てわかるように元々あったろ過装置の壁を切り抜いて、そこに側面には透明なアクリル板を貼り、ふたには小さい無数の丸型の穴があいたアクリル板を使用。

そこの中心に重しの代わりとディスプレイ用として流木を置き、

また水の流れが左右対称になるように棒を調整。

チョロチョロチョロ・・・

これで水の流れもでて、川のせせらぎが再現できた。。。（というよりはまだこの時点ではトイレの音っぽいのは否めなかったが、、）

そしてこの最大の特徴は、カニにとって一番大敵な乾燥を防げれるというもの。

この形態はまさにカニにって、

カニ御殿ともいうべきものになったに違いない！

「さあ～あとは、主役であるサワガニのみ！」

そこでもう一度リベンジするべく、いざ清滝へ！！

そんなときだった。

娘がドア越しで叫んだのは！

「アーーー！！」

次に続く。