花園教会 in 京都

災害支援・地域支援・バックヤード系水族館を運営するキリスト教会

もてなしなさい。 2011年3月20日主日礼拝

皆さんおはようございます。
 
東日本津波大震災から早一週間というときが流れました。
 
この一週間は、私にとって本当に早かった。
 
というよりもっと時間が欲しいといった方が正しいかもしれません。
 

3月11日、午後2時46分。これは私たち日本人にとって大きな転換点のときとなりました。
 
マグニチュード9.0という観測史上国内最大の巨大地震と共に大津波が東日本を襲い、多くの方々が犠牲となり、そして現在も何十万という数の人々が被災し苦しんでいます。
 
その事を思うと私達の心は深い悲しみに包まれます。
 
とりあえず、仙台富沢教会自体の無事も確認され、現在は避難者のお風呂を貸すなど地域のために懸命に奉仕されています。
 
そしてこの花園教会の教会員の方のご親戚の安否も確認され、ご無事だったと聞いています。
 
多くの方々が亡くなられた中に合って、そこで命を取り留めた方がおられる事に私は主に感謝したいと思います。
 
そしてそれと同時に犠牲になられた方、そしてご家族・ご親戚をなくされた方々には本当に祈りを強めたい。
 
主の癒しと慰めと勇気があたえられるように。
病院、療養所のために。
そして少しでも早い復興支援ができるように。
また避難生活を余儀なくされている方々に慰めと物資が与えられますように!
余震の続いている東日本はとても精神的に疲弊しています。ですからその精神状態がやわらげられますように。
そのためにすこし皆さん今日も黙祷を捧げましょう。
 
<黙祷>
 
実は、今日ここに私の学生時代の後輩の中国人の孫と言う名の青年がこの礼拝に出席してくれています。
 
彼は、今年の春に就職する後輩で、余震の影響・またずっと独り暮らしをしてきたけれども、この連日の余震で日本に身寄りもないという事で精神的に疲労きたして私の基に先週月曜日にきました。
 
今、報道されて知っている方もおられるかもしれませんが、日本にいる特に首都圏に住んでいる外国人に対しては国外退去を促されています。
 
彼とは本当の意味であったは4年ぶりなんですが、彼はIT系の博士課程後期という事もあり、この3月に卒業してドクターとなるんですが、彼は忙しい事もありなかなかこれまで会う事もできませんでした。
 
そんな彼から突然連絡がきたんです。
 
「篠澤さん、京都に行ってもいいですか?」と。
 
私は瞬時に、彼の異変に気づきました。なぜなら普段こんな突然連絡する事がないからです。
 
ですから私は美香先生の許可を得て、二つ返事でいいよ!と答えました。
 
そしたらすぐに月曜日、新幹線でやってきました。
 
それからずっと私のところに泊まっています。
 

彼はかなりの精神疲労を起こしていました。
 
それはなぜか?
 
余震です。
 
皆さんは昨日までの一週間に震度5以上の余震が何回起こったかご存知でしょうか?
 
262回です。
 
一日に震度5以上の余震が38回、起こった事になります。
 
そしてその都度、緊急地震速報が流れ、机の下に隠れたりするわけです。
 
ですから、寝れないんですね。
 
今回、各報道機関から外国人の国外退去が行われている状況が報道されていますが、その反面、国外退去を躊躇し、とりあえず西日本に避難している外国人がいる事実は全く報道されていません。
 
今回の大地震ですぐに外国人は国外に逃げているという印象を持たれる報道ばかりが目につきますが、すでに日本での生活を基盤としている外国人にとって、国外退去=今の生活を捨てる、仕事を諦める事を意味します。
 
またとりあえず自国に帰ったとしても一時的な避難はできますが、日本で生活基盤を培った外国人は自国で仕事にありつける保証は何もありません。
 
そしてまた再び日本に帰ってきたとしてもすでに仕事はなく、大変な時に日本から離れて安全になったら帰ってくるという印象がある分、外国人はすぐに日本を捨てると後ろ指さされる事もあるかもしれません。
 
しかし、自国の両親からは「帰国しなさい!」と連絡が来る。
 
誰だって自分の子どもやそして親戚、家族が放射能の危険にさらされていたり、余震が続いていたら、早く帰ってきなさい!というのが当たり前です。
 
日本人には日本国内に実家と言う概念がありますが、外国人には日本国内に実家という、いざというときに身を寄せる場所がありません。
 
ですから、今回私のところに宿泊している中国人の後輩もまず信頼できると思ってくれた私のところにまず来てくれました。
 
彼がこんなながいする事は、普通なら、まずありえません。
 
彼の精神的に疲労している事はある出来事でそう思いました。
 
それは、ちょっとソファに寄りかかったときです。
 
隣に私も座っていたんですが、孫君は目をつぶっていたんですが、私が立ち上がった瞬間に、目を見開いて、
 
「余震だ!」と言いました。
 
これはかなり来ているなと思いましたね。
 
ともあれ、外国人の中には日本に身寄りのないという事で、この自国へ戻り人生の基盤を捨てるか、もしくは身寄りもない日本国内で不安を持ちながら、首都圏で仕事をするか大変苦しんでいる外国人の姿が実はあります。
 
 私のところに泊まっている孫君と同じようにとりあえず、京都に身を置いている外国人も少なくありません。
 
けれども、今は旅館などに身を置いていますが、お金がつきてしまい、右往左往しなければならない状況に追い込まれます。
 
京都は国際都市と自負していますし、京都は宗教都市でもある。
 
私はもっと一週間でもいい、落ち着いて身寄りを提供できる場所、精神を落ち着かせてくれる場所、正しい情報を収集できる場所、企業との仲介に入ってケアを してくれる団体の紹介などを国際都市と自負する京都行政や、慈愛を精神とする総本山で財政的な基盤もある京都の仏教界にも今こそ動いてほしいと、願ってや みません。
 
勿論、これは外国人だけでなく、身重の女性であったり、弱い立場の人たちにとっても必要な事だと思います。

 
今のテレビの一方的な報道によってあたかも外国人が日本から逃げているような印象を持たれていますが、一方でそのように苦悩している外国人の姿を知ってもらいたいしまた、助け合うのが同じ人間ではないでしょうか?
 
差別し合うのが私たちの今すべき事ではありません。
 
相手を理解し、理解しようとする努力です。これが、信頼関係へと繋がり、未来へと繋がる・希望へと繋がっていく事だと私は思う。
 
なぜならそれは私もそうだったから。
 
私も疲労困ぱいしていた4年前に、もし行く所がなかったら。。。多分私はこのナザレンにいないかもしれないし。
 
でも受け入れてくれたというだけでそれだけで本当に嬉しかったんですね。
 
私はその経験があったから、彼の受け入れもすんなりOKできたんだと思います。
 
まさにこれは愛の連鎖だと思う。
 
私達は負の連鎖という言葉をよく使うけれども、けれどもやっぱり私達キリスト者は愛の連鎖をよく使っていきたい。
 
今日の御言葉はまさにそうでしょう。
 
ローマ12章13節
 

 
勿論これは、律法ではありません。
 
先週も述べたように、そこに望みがなければ希望がなければ意味がない。
 
希望がないのに、喜びを持つ事はできないし、人を迎え入れる事だってできない!
 
私達は、神を認識し、そして見えない希望を信仰によって見るからこそ喜び、満足する。
 
そう、まさに希望をいだいた喜びというのは神への希望なんです。
 
それは全く滅びをもたらす事のない希望。
 
絶対に滅びをもたらす事のない希望そのものなんです。
 
だからこそ、、、滅びをもたらす事のない希望を私たちは持つからこそ私たちは患難にたえれる。
 
そしてだからこそ、祈れる。
 
そしてだからこそ、もてなす努力が私たちに与えられるんです。
 

希望を見出さないところからは何も生まれない。
 
私達がこの時代にいき、存在する事に誇りをもって主にまず仕え、家族に仕え、そしてこの時代に仕えたいと霊に燃えていくときに、力は与えられるんです。
 
昨日の朝日新聞の記事にこんな記事がありました。
 
それは先週も皆さんに紹介したチリ落盤事故で、その地下700メートルで指導的な立場をとっていたルイス・ウルスアさんの今回の震災に遭った方々への励ましのメッセージです。
 
ちょっと読んでみます。
 


 

今日の御言葉の12節に、苦難に耐え忍び、たゆまず祈りなさいとある。
 
希望を持つから苦難や患難に耐えられる。
 

ではたゆまず祈るとはどういうことか?
 
これは祈り続けるという事だけれども、これは祈る事の量でも質でもありません。
 
そう、たゆまず祈るという事は、いつ祈ったか?どこで祈ったか?私はこれだけ祈ったんだという量ではありません。
 
そしてまた祈りの質を求める事も、祈り続けるという事の意味ではありません。
 
ある人が私にこう言いました。この花園教会の人ではありませんよ。
 
「あの人に祈りをさせたら、完ぺきな祈りをするんだよ。」と。
 
私にはあまり意味がわかりませんが、これは聴いた人に感動を与える祈りという意味だったんだと思います。
 
しかし、、、これは聖書が言っている祈りの本質ではない。
 
聖書で言う祈りと言うのは、その祈りが神への方向を示しているという事。
 
つまり、その祈りが神の方向に向き続け、持ち続けているのかという事です。
 
そう、つまりその祈りの中に絶えず神が目指され、神を求め、神が祈って下さっている事をしっかりと信じているかという事なんです。
 
ですから、祈りはどんな祈りでもいい。
 
人にわからない祈りでもいいし、怒っていてもいい、結果的に人に感銘を与えてもいいんですが、勿論、イエスは隠れたところで行う祈りをするように勧めていますけれども、しかし、一番重要・本質なのはその祈りがちゃんと神の方向に向き続け、持ち続けているのかという事です。
 
まさに神を見上げる事のひとつに祈りがあるわけです。
 
そしてそんなときにこの13節が与えられていく。
 
この人をもてなすときは、人間的な観点からみたら思いもよらない、異質的なところから始まる。
 
今回の孫くんの受け入れもまさにそうだなあと思います。
 
でもそのときに信じて、この機会がチャンスだと受け入れるとき、神の愛(アガペー)は受け継がれていくんだと思うんです。
 
もし私が孫君の依頼に、ノーを突きつけていたら、彼の心は大いに傷ついたかもしれません。
 
しかし私には私達家族を受け入れてくださったこの花園教会の愛を経験している。
 
どれだけ受け入れられて嬉しかった事か。
 
ですから私にとって良きチャンスのときとなったのではないかと思います。
 

 
私達はどんなときに主に用いられ、そして示されるかわかりません。
 
けれども私たちは今日の御言葉にあるように見えない希望、つまり主イエス・キリストの十字架と復活における希望、死んでも死なない永遠の命の希望を信じ、喜び、、、そして絶えず神を目指して、神の方向をいつでも目指して祈ってまいりましょう。
 

この厳しい状況に追い込まれている日本、そしてナザレンのために世界のナザレンの方々も本当に祈って下さっています。
昨日も、オーストラリアの牧師先生でデヴィット先生という方がおられるんですが、この先生が、「今私達は日本のどの部分に対して特に祈る必要がありますか?」とわざわざ連絡してくださいました。
 
そして早急な援助も検討くださっている。
 
本当に感謝な事です。
 
私もJNCMのメンバーとし早速動いていますが、関東のナザレンも被災してほとんど今、動くことはできません。
 
ですから今日本ナザレンの災害情報や世界ナザレンの援助についての情報はすべて私のところにやってきます。
 
ですから先週もかなりそれに費やされましたが、皆さんに是非またお祈りに加えて頂きたいのは、私が先遣隊として被災地仙台に入るかもしれないという事です。
 
これまで日本ナザレンは財政的な援助はしてきても人的な援助はしたことがありません。
 
ですから私はこの時だからこそ、ナザレンを変えなくてはならないと考え、先遣隊としていく事を現在、理事会に嘆願しています。
 
たぶん、人的な援助となると、ナザレンとしては初めての事ですから、かなり長期的な支援となると思います。
 
けれども、仙台の阿部先生はとてもその人的援助に積極的で教会をその基点にしたいと語っておられます。
 
私もその希望をできるだけ適えたいと願い、動いています。
 
是非とも皆さんには祈りで支えていただきたいと思います。
 
私は希望をもって歩んでいきたい。そして神を見上げて祈っていきたいと思います。
私たちにとっての思いがけないチャンスは必ずある。
 
どうぞそれがもてなすときであるならどうぞ、祈りもてなしてみてください。
 
そう、あなたの心にキリストを住まわせて、御言葉・ガラテヤ2章20節にあるように「もはや私が生きるのではない。
 
キリストが私の内に住んでおられるのである」という御言葉を信じ、イエス・キリストの十字架と復活の福音を握って歩んでいただきいと思います。
 
そのとき勇気が与えられ、希望に大いに湧き霊に燃えるんです。
 
主はあなたと共におられます。
 
恐れてはならない。おののいてはならない。あなたの主はあなたと共におられるのですから!
 
祈ります。

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